【テニスの王子様】〜英国式庭球城決戦〜

7story ページ8

あれから時間が経ち


イギリスは暗くなり夜になった


他の部員達は合宿所に戻ったが




壁打ちしている切原


素振りをしている手塚


トレーニング場にいる宍戸と鳳


道端で歩いている白石


テニスコートでラリーしている桃城と越前


桃城と越前に付き合ってるAは


まだ合宿所に戻っていなかった









ﾊﾟｺｰﾝ

ﾊﾟｺｰﾝ

今、私は桃とリョーマのラリーを
テニスコートの端で見ている



桃「このラリー取られた方が
ジュース奢り!!」


越「乗った!!」


『私の分もおねがーい!!』


桃「えぇ!!
A先輩何もしてないじゃないッスか!!」


ラリーをしながら私に言い返してきた


『いいじゃん!!減るもんでもないし!!』


桃「金が減りますよ!!!」


越「これだから馬鹿は･･･」


『そこツッコむな!
それと、リョーマ呆れるな!!』



可愛くない後輩!!

そう思いながら2人を見てると


私のいる反対側の観客席に
複数の人達が立っている



顔は暗くてよく見えない

けど、手にはラケットとボール
指にはシルバーの指輪がしている



ﾋｭ

ﾊﾟｺｰﾝ


その人達はボールを高く投げて
ラケットで打ち始めた


『!!!!。桃!!!』


ボールが向かっているのは桃の所だった


けど、桃はラリーで気づいていない!!


越「!!」


リョーマも気づいたみたい

桃からのボールを取らず桃の方に走った


桃「ヨッシャー！ジュースいっただきー！」


越「桃先輩!!」


ﾌﾞﾜﾝ


『な、なに!?』


いきなり街灯が消えた


越「ハッ!!」

ﾊﾟｺｰﾝ

ﾊﾟｺｰﾝ

リョーマは桃の所に行って
ボールから桃を守った


『桃、リョーマ大丈夫!?』


越「平気」


桃「俺も･･･。
なんだ、お前ら!!」


まわりを見渡せば謎の集団が
私達を囲むようにしていた


越「ふ〜ん。おもしろそうじゃん」


桃「俺も同じこと思ったぜ越前！」


『ちょっと、怪我とかしたらどうするの!?』


桃「大丈夫ッスよ！
怪我とかしませんよ絶対に!!
だから、さがっててください」


越「Aに指一本ボールあたらないように」




越/桃「まもるから/ッスよ」


そう言って2人は私に笑顔を向けた



　

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