【テニスの王子様】〜英国式庭球城決戦〜

19story ページ20

手塚side




手「いたか？」



越前とAがいなくなった俺は
菊丸と河村に探せに行かせた




河「どこにもいないよ！」




遠「A姉ちゃんとコシマエのやつ
どこいってもうたんや」




菊「Aはともかく
おチビのやつ、まさかシウに
着いて行ったんじゃ…」




乾「越前がクラックのアジトへ
向かった確率88%」



柳「88.41%」



乾「…海外では少数点以下は
切り捨てることにしている」



菊「Aはおチビに連れ出されのかな⁇」



不「いや、Aのことだから
もしかしたら自分から…」



丸「自分から行ったってことかよぃ‼」



白「Aちゃんやったらありえるかもな…」



海「あの馬鹿、勝手なことしやがって」



幸「シウは去り際にこう言った。
“クラックをつぶさなきゃ浮かび上がれない。
俺も…奴も”…一度はテニスに絶望しながら
もう一度這い上がろうしている。
自分だけではなく、誰かと共に。
越前くんはその誰かのことがわかってる
みたいだ。だから、彼はシウを
黙って行かせたんじゃないかな」



大「手塚‼やはり、警察に通報するべきだ‼」



手「シウが朝まで待ってくれと言ったなら
それまで動くのを待とう」



大「手塚…」



手「みんな、聞いてのとおりだ。
くれぐれも勝手な行動はしないように。
…よろしく頼む」




いくら越前が強かろうが

相手を知りつくしていなければ

昨夜のこともある

危険は高い


Aにも

危険が充分にある


俺は大切な部員を


仲間をもうこれ以上怪我をさせたくない



俺は


2人を助けに行く

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