5 ページ5
「まぁそんなに慌てんなよ、な?」
「目の前に推しが居たら普通は慌てますが?」
「お?おれサマのファンなのか?嬉しいな〜サインいるか?」
「是非お願いします!じゃなくて手を離してくれませんかね?????」
サインを書いてもらうために、キバナさんが拘束していないもう片方の手で、鞄から探り出したスケジュール帳を差し出しながら言ってみるが説得力は皆無である。
キバナさん片手でサインを書いてらっしゃる…慣れてますね!
「アッアッありがとうございます家宝にします!」
「おう…って喜び過ぎだろ!?泣きすぎて足元に水たまりで来てんじゃねーか!」
「オアー!!またご迷惑をおかけして…っ!」
「ああああやめろわかったから泣くな泣くな!」
感激で涙が溢れる私をどうにか泣き止ませようとキバナさんは、彼のスマホロトムと一緒に周りをあたふたしていた。本当に申し訳ない…。
28人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パッサパサお粥 - あぁ、もう最高です、ホラーとギャグの入れ方ダンデさんの気持ち悪さがもう最高ですありがとうございます。すんごく面白かったです (2022年12月15日 17時) (レス) @page9 id: f02180fffd (このIDを非表示/違反報告)
カリナ - スゲー怖いけど、スゲーおもしろかったッス。 (2021年9月27日 5時) (レス) @page9 id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:TEM. | 作成日時:2020年2月29日 17時