ダンデにネットストーカーされる話

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肩を組んできた相手、それはきバナさんであった…って、は？？？？？？なんで？？？？？？？？？？いや、ここに来る理由はわかる、だって彼がこの場所を作った本人なのだから。でもなんで一庶民の私に話しかけてきたのかがわからん。はわ…なんで？驚き過ぎて語彙力が四散した。

「あああの、なぜキバナさんが私のような庶民なぞにお声がけを」
「はは、テンパリすぎだ。おれサマは宝物庫にお客さんが来たって聞いて、丁度時間も空いてたし見に来たってわけだ」
「なるほど〜って近いんだが？？？？？」

キバナさんの耽美かつ野性味溢れるご尊顔が至近距離でダイレクトアタックしてるんだが？？？？？ちｯｯｯｯｯｯｯｯｯか！！！！そして眩しい！！！うぉ〜！！！！ふつくしい！これが尊い！神よ…何故こんなにも美しい生命を生み出してしまったのですか…っ！

おいおいと自分の顔の横に現れた同じ人間とは到底思えない正に神のような造形のお顔に、溢れる涙を我慢することも無く手を合わせ祈ってる私にキバナさんがちょっと所ではなく盛大に引いていらっしゃる。

「うわ…」
「あぁぁぁぁごめんなさいごめんなさいお見苦しい所をお見せしましたでは失礼しますいつも応援してますこれからも頑張って下さい！！！」
「えっちょっまてまてまて！何も逃げることは無いだろ！？」
「ﾌｧｯ!?あっあわわわ後生ですからこの手をおはなしくださああああいった！いだだだだだ痛い痛い！！」

振り切ってこの場から逃げ出そうとするとガシッと音がなりそうな勢いでキバナさんに手首を掴まれた。まぁ勢いだけでなく握力も早かったのだが！掴まれた所からミシミシととても痛そうな音が聞こえてくるのだが！？
というか手が…で、でかいな？！手首どころか肘まで掌が覆ってるんだが…？！？！

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