【黒バス】帝光主将コンビに愛されて。~3~ (ページ43)

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赤司の体は敦よりは小さいけど、安心できる大きさで。

温かくて、いい匂いで。

『ありがとう…』

離れたくなかった。

「言いたい事は言え。泣きたいなら泣くといい。僕が全部受け止める。」

赤司はいつでも優しくて、私の期待している言葉を言ってくれる。

『…………ぅ。』

冷静になって気づいたけど今凄い恥ずかしい。

磁石みたいにピッタリ引っ付いてて顔も近い。

赤司の吐息も聞こえて…色々とヤバイ。

「……?あぁ。恥ずかしくなったのかい?」

『違う…』

なんで赤司は余裕なんだろうか。

「………キスしてもいいか?」

『……………は?』

「キ…そう何度も言わせるな。」

え。赤司照れてる?

めっちゃレア。

『うん。』

なんでうんって言ったのかは自分でも分からないけど

人の…赤司の温もりに触れたかったんだと思う。

『…………』

唇を離すと恥ずかしくて赤くなった顔を隠すように俯いた。

「落ち着いたか…?もう大丈夫か…?」

『優しいね。赤司は。うん。もう大丈夫。ありがとう。』

気持ちも落ち着いた。

皆に迷惑はかけてないって言ってくれた。

欲しかった言葉を言ってくれた。

『ありがとう。』

「当たり前の事をしたまでだ。さ、外に出よう。」

ｸﾞｲｯ

スルッと離れた赤司の腕。

離れるのが嫌で完全に離れる前に袖を引いた。

『まだ離れたくない。』

「……!!」

『だ…め?』

「……いや、構わない。」