【銀魂】空から女の子が降ってきました。23

第九百五訓 ページ6

とりあえずそのままでは人目に付くということで一通りの少ない路地裏に入った。


信女ちゃんはというと淡々とした表情や淡白な返しは変わらないけど……何処か、さっぱりとしたというか。





(瞳が生きている、みたいな。そんな感じがする)





銀時「まさかお前が残っているたァな……とっくに江戸を出ている物だと思ったが。見廻組はどうした？」



信女「私にはもう彼らを率いる資格も権利も無い。戦地で近藤勲に救われた恩を返すと真選組に同行した者も多い…ああいう男の元に居た方が彼等も幸せよ」



『………。』






………そして、どうやら信女ちゃんは私と同じ様な状況らしい。組織を見送り一人で江戸に残る道を選んだのだ。







信女「私には私のやるべき事がある……佐々木異三郎の同志として。そして、"松陽の弟子"の一人として。この国を、天導衆(あの男)を捨て置く訳には行かない」




『！』






＿＿＿＿＿＿先生の、弟子。信女ちゃんも。




いや、彼女は虚や先生についてかなり多くの事を知っていた。ここまできて別に驚きはしないが……銀時君達にとっては妹弟子、私からしたら姉弟子になるのかな。


まあ信女ちゃんの年齢知らないしなんとも言えませんけど。けど彼女が私達より多くの事を知っているのは事実だし。





(もしかしたら……信女ちゃんなら私の母さんと先生の関係も、？)






『……信女ちゃん、君は一体先生の何を知っているの？』



銀時「お前なら、俺達の知らない吉田松陽を……あの虚(おとこ)を知っているんだろう。教えてくれ」






松陽先生は、一体何者＿＿＿＿＿＿＿＿













＿＿＿＿＿＿ドォンッ、！！！！








『！えっ……』






瞬間、銀時君の股の間をすり抜けて銃弾と思わしき物が被弾。彼の着物には見事に穴が空く。


条件反射で腰に差してある剣の柄にするりと手をかけた時、







＿＿＿＿＿＿「動くな！！」







凛とした高い女性の声がその場に上がる。なんか開始早々登場キャラ多くない？？


まあけど皆さん察しただろうね、銃使いで女性…この言葉遣いと言えば＿＿＿＿＿＿






来島「今井信女……アンタ私を裏切ったっスね！！何故ここに白夜叉達がいる！？」






異名は"紅い弾丸"。某小学生探偵アニメの映画名の様だと警察機構でもかなり有名な早撃ちモットー金髪美少女、






銀時「お前は高杉の所にいた鬼兵隊の……！」

「来島……ま○子ッッ！！！！」










来島「っいやどこに伏字入れとんのじゃァァァ！！！また子ってちゃんと言え紛らわしい！！！」











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