検索窓
今日:17 hit、昨日:9 hit、合計:25,768 hit

5* ページ7

桃「あれ、お前さっきの、」


あ「こんにちはー…」


竜「なんだい?さっきも来たのかい?」


あ「はい、ちょっとだけ…」


……


竜「よし!今日は練習終わり!」


結局最後まで。


竜「どうだい?マネージャーする気になったかい?」


あ「いや、マネージャーする気は…」


竜「まぁゆっくり考えな!」


あ「あ、えっと。たぶんすることはないと思います。」


竜「え?」


あ「……さようなら!」


竜「?」


あんな間近でテニスなんか見たらしたくなるじゃん。


私は走って校門に向かう。





あ「ここどこ!?」


嘘でしょ!?このタイミングで迷子?


越「ねぇ。校門ってどこ?」


あ「ん?あ、リョーマ君!」


越「あ。」


なんとタイミングの良いこと。


あ「それが私も迷子で…」


越「……。なんだ。」


あ「ごめんなさい。」


越「まぁ歩けばつくんじゃない?」


そういってリョーマ君は歩き出した。
え、これ一緒に行っていいのかな!?
いや、一緒に帰るってこと!?


越「ねぇ、行かないの?」


あ「あ、行きます!」





越「あ、あった。」


あ「やっとついたー。……今日はありがとう!じゃあね!」


私は歩き出した。





ん?後ろにリョーマ君いるよね?


あ「あのー?」


越「俺んちもこっちなんだよね。」


あ「あ、そうなんだ!」


結局二人で帰ることになった。


あ「…」


沈黙気まずい。


あ「…えっと……越「ねぇ。」


あ「!…ん?」


びっくりした。


越「テニスしないの?」


あ「うん。もうしない。」


越「ふーん。テニス好きだと思ってたのに。」


あ「テニスは好きだよ?」


越「じゃあ何でやめるの?」


リョーマ君は前を見たまま歩く。


あ「えっと……」


越「まぁいいや。じゃあ。」


あ「え、あ、ばいばい!」


なんだろうこの気持ち。

私だってテニス好きだけど、
お父さんが…。

しょうがないじゃん。





あ「ただいま。」


父「遅かったな。」


あ「…うん。」


私はそのまま自分の部屋に向かう。

そしてベッドにダイブ。


"じゃあ何でやめるの?"


あ「何でって言われても…しょうがない。」


私は自分に言い聞かせた。


あ「お風呂入ってこよっと。」

6*→←4*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。それと変える→帰るです。 (2019年10月7日 0時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪華 | 作成日時:2014年11月3日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。