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「失礼しまーす！」
演劇部の部室に入ると誰もいない
一番乗りかなっ！
適当に衣装とか見とこっかなぁ…
ｶﾞﾊﾞｯ
「ひぁっ！？」
衣装の間でなにか動いた…？
「も、もしかして渉…先輩？」
あれ、…違う？
「あっ！友也くんっ？」
これもまた、違う。
けど、北斗先輩がこんなことする訳ないよねぇ…
「だ、誰？」
？「そっちは偽物ですよ…★」
後ろから手で目隠しをされる。
「えっ…？渉先輩ですか？」
塞がった手を私は外す。
振り返ったら…うん。もちろん渉先輩。
「偽物…とは？」
渉「そっちはあなたを驚かせるための罠です…★」
「うーっ…」
この人、奇人だったんだったぁ〜！
なんか…ここまで会話できてることも素晴らしいよねっ！
「それより、渉先輩っ！今日はなにするんですか？」
あれ…居ない。
「……？…友也くんはっ？」
友也君に渉先輩が来たこと知らせなきゃ！
じゃなきゃ…友也君が危ない(確信)
「ともやくーん！出ておいでー！」
「ともやくーん！！」
友「うわぁぁぁぁぁ！！！」
「友也くんっ！？」
遅かったか…
ご愁傷さま、友也くん
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作者名：ほののん | 作成日時：2016年9月10日 18時
