プロデューサーが可愛すぎるし煩すぎてツライ夢ノ咲学園のアイドル科の人達【あんスタ】

イミとワタシ ページ22

「ん…」




つ「起きたかい？」





「つ、つむぎ君…ここはどこ…」




つ「ん〜…どこっていうか…手芸部かな？」





「宗は…？」






つ「………保健室で寝てるよ」






「なら行かなきゃっ！」





起き上がろうとしたら体が痛んだ。


けど、それ以上に宗は今苦しんでるかもしれない。




ｷﾞｭｯ





「つ、つむぎ君…？」





つ「だから君には言いたくなかったんだよ、」






「離してっ！」






つ「離さないよ。だって、この手を離したら、ゼッタイ行くでしょ？」






「行くにきまってるよっ！…宗はっ！…大切な家族…なんだもん」






家族、なんだし。






手を振り払わなきゃ、早く。







「つむぎっ…苦しいっ…よ」







つ「でしょう？…」





なんだろう、胸が苦しいっ…




痛くて、とげで刺されたみたいな…





「つむぎっ…」





つ「家族？友達？」






「私、宗のこと大好きだよっ…けどねっ…家族だからっ…」






つ「ふ〜ん…そうなんだね」






「つ、つむぎくんっ！？」




息がかかる距離。





整った顔立ち。







唇に触れる温かい体温。







頭が真っ白になる。







「意味わかんないよ…」

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