同情と恋心 (ページ41)

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好きなタイプページ41

(北山)「へぇ～、なんかちゃんと好きな理由あるんじゃん！

ってことは優しい人が好きなんだ？！」

「でも、ただの優しい人はたくさんいますけど、

普段からずっと優しいっていうより、ここ！ってところで気づいて手を回してくれる感じの…

なんというか、

自分をよく見せる優しさじゃなくて、相手のために優しくなれる人がいいんです。」

(北山)「へぇ、過去一喋ってくれたね？(笑)

それだけちゃんと好きな人のボーダーラインあるんなら大丈夫だね！

えっ、でも、櫻井くんとは話したことは無いんだよね？」

「ファンとしてライブ行ったことしかないです…。」

(北山)「直接会いたいとか思わないの？

ほらっ、今俺といるんだし？！」

「いや、そういうの翔くん多分嫌いですから、」

(北山)「ちゃんとしてるんだね～(笑)

そういう子俺好きだよ？ははっ(笑)」

「えっ？！！！！

あっ、あの、そういうの慣れてないんで、冗談でも言わないでください(＞＜)」

(北山)「ごめんごめん(笑)

けど、ホントだよ？こういう子ファンだったら嬉しいね、」

「あっ、！でも、私、皆さんの楽屋の雰囲気とか、ライブ見てるともうファンになっちゃってますよ！」

(北山)「ほんと？(笑)

なにそれ？おだてても何も出てこないけど～？(笑)」

「ほんとですよ！！皆さん仲良くて、嵐見てる見たいですから！(笑)」

(北山)「結局嵐さんじゃん！(笑)

えっ、じゃぁさ、お気に入りのメンバーとか見つけたの？？？(笑)」

「はっ、えっ、そ、それは…」

(北山)「えっ、なになに？(笑)

目の前にいて言えないとか？(笑)」

北山さんはにやにやしながらそう言うも、自分じゃないことは分かっているようだった。

【なにこれ？

北山さんにさっきから全部リードされて喋ってるし、

なんか全部見透かされている？！】

私が玉森さんのことを思い浮かべて正直に言おうか悩んでいると北山さんが呆れたように気にりだした。

(北山)「もう顔に書いてあるけど？

玉森が好きなんでしょ？(笑)」

「えっっっっ！！！！」

私は焦りすぎて変な声が出た。

顔が赤くなるのが自分でも分かったが、逃げる場もなく下を向くしかなかった。

(北山)「まぁ、あいつ最初は勘違いされやすいけど、実際触れ合うとめちゃくちゃ優しいもんな。

分かるよ。Aちゃんの好きなタイプだもん(笑)」

私は下を向いたまま頷くしかなかった。