検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:362 hit

幼馴染 ページ2

それから8年後。


「おい詩織〜っ 今日放課後暇〜?」
「すんごいやる気なさそうな声だねぇおそ松君…」

おそ松はダラっと机に伏せていて、声だけではなく全身からやる気の無さを出していました。

「テスト前なのに暇なわけ無いでしょ」
「テスト前だから聞いてんの〜っ!お前勉強教えてくんね?」
「なんでまた…どうしてチョロ松君とかに教えて貰わないの?」
「あいつだと『なんでこんなのもわかんねえんだよお前絶対寝てただろ!?』って怒られる〜」
「実際寝てるんだから仕方ないでしょ」

はぁ…とため息をついて、「まぁ良いけど…」と、詩織は了承しました。



放課後、詩織は松野家に入りました。

「あら詩織ちゃんね。いらっしゃい」
「お邪魔します」

六つ子達の母親、松代に笑顔で挨拶をして、彼女は居間の襖をあけました。

「あれ、詩織ちゃん来たの?」
「うん、トド松君のお兄様に来させられた」
「………おそ松兄さんだな」
「あたり」

彼女はトド松の正面に腰を下ろしました。

「…で、そのおそ松兄さんは?」
「あぁ、なんか先生に連行されてた」
「またなんかしたのか…」
「って言うか、トド松君は勉強しないの?」
「するよ………もう少ししたら」
「………気持ちはわかるけどね」


2人は勉強嫌だ、のため息をつきました。

「………あれ、詩織…?」

襖が静かに開いて、低い声が聞こえました。

「…?あ、一松君。おじゃましてまーす」
「………テスト前にこんなとこ来てさすが天才は余裕デスね」
「違うって、こっちで勉強するの。余裕なんてあるわけないでしょ。おそ松君に言われなきゃ自分の家で勉強してます!」

一松は、はいはい、と呟いて着替えに行きました。

She is...→←隣の子



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:おそ松さん , 夢松 , 学生松   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Spiraea | 作成日時:2018年5月5日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。