第一章 完結 ページ49
第一章完結
「…ちょっと待って。……なにこれ…」
机に、普段見慣れない白い紙がおいてある
三つ折りにしてあるその紙を開くと手紙のようになっていて、中にはこう書かれていた
『今までありがとうございました
もう皆さんに、迷惑はかけられません
このご恩は必ず、必ず返します』
「……え?」
綺麗な字だった
寂しそうな字だった
彼女の書いた字は見たことがない。だけど見てすぐ、彼女の書いたものだと分かった。
信じたくない
また、帰ってくるよね?
この間みたいに
また、帰ってくるよね?
「…待って。本当に?…嘘だよね?」
胸騒ぎがする
もう冷たくしてくれる彼女がいない
もう話を聞いてくれる彼女がいない
優しい彼女が、
たまに笑ってくれる彼女が…
もう、帰って来ない
もう、会えない…?
_________
僕たちは君と出会って、何か変われたような気がします
時には頼りあって話しあって、友情を育てました
君の笑顔を見るたびに僕たちは、なんだか心がくすぐったくて。
でも、僕たちが君のことを十分に知れてなかった
知った気でいたんだ
僕たちは君のことを何も知らない
めったに咲かない花__僕らと君の満月日__
完結
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ドラごん(プロフ) - 黒月桜さん» あ、第二章続きますよ^_^ (2014年7月23日 22時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
黒月桜(プロフ) - か....完結!? (2014年7月23日 20時) (レス) id: 18c213da58 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい凄く楽しみです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ドラごん(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 今頑張って書いていますので少々お待ちを!Σd(゚∀゚。) (2014年7月19日 15時) (レス) id: ee7dfc4505 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わーい。第二章読みたいです。 (2014年7月19日 15時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドラごん | 作成日時:2013年8月21日 1時