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逆先side
今日ハ 師匠と一緒二
彼女のお見舞いに行っタ
霧野 Aと書かれた病室の扉の前
夏目「中から声が聞こえル」
渉「お話をされてるみたいですね」
師匠が扉に手をかけた時
先生「一つだけ方法があります
可能性は 0に近い確率ですが…」
『分かってます…』
先生「何時間にも及びます」
『はい』
一体 何を言っているノ
先生「以前 身体が限界を迎えていると
言いました。
でも手術を受ければ助かる可能性は
まだ…あります」
『受けます。例え0に近い可能性でも
生きられるなら』
渉「夏目くんは 知っていましたか?」
知らないヨ だって 何モ
言ってくれなかっタ
夏目「初めテ 知ったヨ」
先生「分かりました
手術は 明日 朝 始めます
今日 1日安静にしてて下さい」
病室の扉が開き
渉「あの 少し お話出来ませんか」
先生「彼女のお見舞いに来てくれた方ですか
分かりました あちらへ」
師匠は 先生についていっテ 話を聞きに行っタ
夏目「こんにちは」
『!? もしかして…聞いてた?』
夏目「うん」
『そっか…私 余命 1週間だったの
でもねさっき先生が生きる可能性を
私に与えてくれたの』
夏目「……」
『本当は 隠しておきたかった』
夏目「何デ」
『だって 夏目くんが悲しんでる姿
見たくなかったの…ごめんね』
いきなりの事デ 頭がついていかなイ
確か二 日に日に辛そう二
していタ けド 大丈夫だっテ
元気だかラ ってそう笑っテ…
夏目「辛いヨ…Aがこんな二
苦しんでいた何テ これだけ沢山
会いに来ていたの二 気づいテ…
あげられなくテ ごめん」
『ううん 夏目くんは悪くないよ
私 頑張るね!明日』
夏目「朝 来るかラ 必ず」
『ありがとう!』
今度ハ 僕が 君に魔法をかける番ダ
夏目「僕を置いて逝かないデ」
『どうしたの?夏目くん』
夏目「……Aが元気になったラ
僕の気持ち 伝えるネ」
『分かった 待ってるね』
余命…こんな残酷な言葉が
僕ト君を引き離しテ しまうなんテ
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takuto14106843(プロフ) - のんさん» コメントありがとうございます!気に入ってくれて嬉しいです! (2020年5月28日 21時) (レス) id: 8fae742cd1 (このIDを非表示/違反報告)
のん - この作品凄い好きです…!良い作品をありがとうございます……! (2020年5月28日 21時) (レス) id: b1f19877ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:takuto | 作者ホームページ:http://hatunemiku
作成日時:2020年4月21日 2時