75.真夏の夜の夢 No,3 ページ45
『なっ……！』
僕は蛍が何をしたか理解するまでしばらく時間がかかった
そして状況を理解した僕は蛍に口付けをされたところを手で押さえる
月「…へぇ…君でもそんな顔するんだ」
『……黙れ』
今僕の顔は真っ赤に染め上がってるだろう
何せ蛍が口付けをしたところは僕の弱点とも言える“耳”だ
月「そろそろ本当のことを早く言うべきだと思うケド？」
蛍は僕の耳元で妖しい声を響かせながら言った
『ちょ……』
先程、弱点を攻撃されたからか蛍の胸を押してもビクともしない
どうする…このままじゃ逃げれない…
月「…本当のことを言ったら退いてあげるよ
でも喋らなかったり嘘ついたりしたら…
今度はホントに口にするから(ﾆﾔｯ
さぁ、どっちがいいか君が決めなよ」
選択…
『……悪魔…』
月「そりゃどーも
で？どーすんの？早く決めてよね」
『…わかったよ…言う…言うから退いて…』
月「最初からそうしなよ
…てか退いた瞬間に逃げないでよ？」
『…この事に関しては嘘はつかない…
だから今すぐ退いて…』
はいはい、と言いつつ、蛍は僕の前から身を引いた
『座りたいから…少し移動しよ…』
僕は蛍にそう声をかけ、ベンチに腰をかけにいった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…蛍の言う通り…僕は銀桜 A…
訳あって朱椿 琥珀に変装してる…
…これで満足？』
月「まぁ、スッキリはしたね」
『…んじゃ、面倒な事になるのは嫌だから誰にも言わないでよ…？』
月「分かった………あ」
『…なに？』
月「ねぇ…口止め料金ちょうだい」
『………はい？
……お金はあげないよ…？』
月「別に金全面がほしい訳じゃないケド」
『…じゃあ…何を口止め料金にするの…？』
月「…曲…」
『…え？』
月「僕が好きそうな曲をそのフルートで演奏してよ
それが口止め料金」
『…そんなんでいいの…？』
月「ん…」
蛍が好きそうな曲…
僕はフルートを口元に持っていき、優しく息を吹き込む
こうして始まった小さな演奏会
観客は蛍、月のスポットライトに照らされる
僕が奏でる蛍の曲
丁寧に優しく心を隠して＿＿＿＿＿＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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茶 - そらまふ知ってます!ちなみにそらるさん推しです! (2018年11月12日 20時) (
レス) id: 3c8e86e010 (このIDを非表示/違反報告)
オー笛 - レイさん» コメントありがとうございます！これから更新させて頂きますよ！！ちょっと受験と言う悪魔と戦っていたものですから…ｱﾊｯ(遠い目)しかし、もう終わりましたので書きます！ご報告出来ず、すみませんでした！！ (2018年3月10日 7時) (レス) id: 3934622e22 (このIDを非表示/違反報告)
オー笛 - 魅莉亞さん» 歌い手さん、大好きなので絡ませたいんですが、この作品では絡ませれないですね…出来たら絡ませますが…本当に申し訳ないです…！(>人<) (2018年3月10日 7時) (レス) id: 3934622e22 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 面白いです！今更新停止になっていてとても悲しいです。続きがすごく気になります！もうこの小説の続きは書かないんですか？私的にはとても書いてほしいです！恋愛要素も出て来ましたし…主人公が耳弱いってことは耳責め的な要素もあるんですか？続き書いて下さい！ (2018年2月17日 19時) (レス) id: 5829962131 (このIDを非表示/違反報告)
魅莉亞 - 歌い手さん絡ませるんですか!? (2017年12月26日 10時) (レス) id: 5175864711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オー笛 | 作成日時：2017年9月23日 21時
