【おそ松さん】仮面を被った少女【カラ松】

仮面18 ページ19

〜舞踏会から数日後〜

隼人「Aおはよ。手紙がきてるぞ？」

『おはよ！誰からー？』

瑠璃「それが、差出人の名前が書いてないの」

『ん、ありがと！』


私は隼人から手紙を受け取ってベットに腰かける。

手紙を開けるのは怖かった。もしかしたら前の家族からかもしれない。


おそるおそる中を確認すると

〔今度会いたいんだが、予定が空いている日はあるか？〕

短い文章のあとに名前が書いてある。

〔松野カラ松〕



嬉しかった。単純にただただ嬉しかった。


私は早速机に向かうと手紙の返事を書き始めた。


〔私もカラ松に会いたいです。次の日曜日はどうですか？お返事待ってます。兄弟の方達にもよろしくお願いいたします。 鳳A〕

青い便箋に文を書く。カラ松色だ。

よし、これでOK。


『隼人ー！』

「うぃー」

呼んだらすぐ、隼人が部屋に入ってきた。
ずっとドアの前にいたのかな？


『この手紙出しといてくれる？』

まだ朝早いから今日中には届くはず！

隼人「うぃっす！」



さてさて、今日は、水曜日だから今日を入れて４日間！あと4日でカラ松に会える。


でもカラ松のこと信じていいのかな？ほんとに一目惚れだったのかな。特別な感情を抱くってことは警戒してるかもしれない。

前の家族も昔は優しかった。保育園の頃は。

私に暴力を振るうようになったのは小学校に入学してからだったっけ。

私が何もできないから。私に才能がないから。全部私が悪い。家族は悪くない。

全部私のせいだ。私が生まれてきてしまったから。




『っ……』


ブンブンと頭をふって今の思考を振り払う。


昔の家族はもう関わってこない。
私には新しい家族がいる。



カラ松は私の事、どう思ってるんだろう。

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