70話 ページ20
「ジャファールさん。お願いがあります。こいつを最後に一度、
ガバッと勢いよく頭を下げたシャルルカンに、1番驚いたのはAだ。
まさか、そんな事を言い出すとは思わなかった。
背後にいたヒナホホが、ひゅ〜♩と唇を鳴らし、楽しそうにニヤニヤ成り行きを観察しているのがわかる。
「何を言っているんです?わかっているんですか。これ以上、Aのカタを持つならば貴方もタダではすみませんよ」
「こいつは、確かに八人将じゃないし、王様の眷族でもない。でも、確かに一緒にこの国を守ってきた。同じ夢を追った戦友なんです!!
味方なんかいないと思っていた。
シンドリアは、敵ばかりだと思っていた。
じわっと涙が浮かんでくる。
「頼みます!最後の言葉だけでも交わさせてやって下さい!お願いします!!!」
90度近く頭を下げたシャルルカンの横に、ヤムライハとピスティが並んで、力強くAに笑った。
そして。
「「お願いします!!」」
2人もシャルルカンと一緒に頭を下げた。
シャルルカンだけならまだしも、八人将が3人が頭を下げれば、無視はできない。
「スパルトス。お前もか?」
シンドバッドが背後を振り返ると、スパルトスが頭を下げていた。
「お願いします。どうか、最後に1度だけ。警護には我々がつきます。
シャルルカンとヤムライハ。スパルトスとピスティ。
国境を越え、恋愛感情を抱いているのはAと紅炎だけではない。
だからこそ、力になりたいとこの四人が頭を下げたのは理解できた。
更に、Aの背後で退路を
つまり八人将の半数以上がAに同情的なのだ。
「いいだろう。」
「シン!?」
批判の声を上げたジャファールを片手で制し、 ヤムライハに「送ってやるといい。」と伝えた。
「ただし、A。お前が不審な動きをすれば、ここにいる八人将4名が相応の処罰を受ける事になる。よく覚えておくように」
「「「「ありがとうございます!!!」」」」
再び勢いよく頭を下げた四人は、
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飛燕(プロフ) - しーちゃんさん» ありがとうございます。遂に第四章始まりました。宜しくお願いします! (2018年11月29日 6時) (レス) id: 0f92dbd5b0 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - 飛燕さん» アランくん、本当にお疲れ様でした!!ゆっくり休んで下さいね(>_<)紅炎様は主人公とコレットと暮らせないんですか!?( ;∀;)シャロットの手伝いはいいと思うけど姿変えちゃったら、、、(..)続きがきになります。更新頑張って下さい!! (2018年11月21日 19時) (レス) id: d93e3097a1 (このIDを非表示/違反報告)
アカリ - 飛燕さん» 判りました!就活活動など頑張って下さい!! (2018年11月18日 9時) (携帯から) (レス) id: 5b0fbd2365 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - アカリさん» 大変申し訳ありませんが、すぐにリクエストにはお応えできません。大変申し訳ありません (2018年11月18日 9時) (レス) id: 0f92dbd5b0 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - アカリさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。文豪スレッドッグスは名前くらいしか知らず、加えて作者自身学生ではありますが、卒業試験や卒業作品展、就職活動など時間が取れにくい状況にあります。 (2018年11月18日 9時) (レス) id: 0f92dbd5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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