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番外編 神を招く紅3 ページ19

どういう事だろうか?
雑念が入った途端、ふっと意識が『今』に戻った。

この木馬は昔、生きていた?

ん?

周囲の異変を察知すると、シンドバッドが手をかざしルフを譲渡していた。
清浄な土地に流れ込むシンドバッドの魔力。それが、この土地の力になることは言われずともわかる。

「わぁ。椿が咲き始めたよ!」
「本当!あ。こっちも!寒いのに不思議!!」

参拝を済ませた女性。
「おい。なんか、いつもと様子がちがわねぇか?」
「ああ。なんっつーか。今年は良いことがありそうだな!」

その変化を言葉に出来なくとも、異変を感じることはできる。
ざわめきは広がり、皆が不思議と笑顔になった、その時。
ブワッと何かが弾けた感覚に木馬を振り返った。

ヒイィイン・・!!

「シン!?」
「どうやら、これが本来の姿だったようだな」

木馬から抜け出したルフが馬の形を取り、空を駆けていく。

ルフの記憶では、白馬は生身の姿だったはずだ。
事情はよくわからないが、この場から動くことの出来ない木馬に白馬のルフが宿り、救いを必要とする者達の力になってきたという事だろうか。
まるでそこに心があるかのように。

が。長い年月でルフの力が尽きそうになっていた。
そこにシンドバッドが現れ、力を足したことによって、本来の力を取り戻したのか。

ぽふっと大きなシンドバッドの手がAの頭の上に置かれ、ぐりぐり撫でられる。

ナニコレ。お仕置き??

「凄いな」
「は?」
「あの神馬に気がついたのはAじゃないか。」

まあ、そうだけど。もともとそこにあったものだ。目に止めることなど誰にでもできる事で、別に褒められることでもなんでもない。
ふっと、周囲が温かくなった気がして目を配ると、空から馬を形どったルフが舞い降りた。

わぁあ。本物の神馬だ・・・!

足音もさせず、地上に舞い降りた神馬は、紅い目でじっとAを見つめた。

「?」

ヒヒィィイン!!

空高く、何かを招いれるかのように神馬が一声啼いた。

「何?何??」
キョロキョロ周辺を見渡すと、本殿から放たれた紅い光がシンドバッドとAをつつみこむ。

害はないように感じたが、警戒したシンドバッドがAを守るようにAの体を引き寄せた。

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ミカノ(プロフ) - 飛燕さん» はい!謝肉祭とか、技名とかの時はつかってます!その方が楽なのでw更新時間、夕方にしたいんですけど、なかなか出来ないんですよね………(汗) (2015年1月5日 13時) (レス) id: 7a421dbefc (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - ミカノさん» 更新時間て少し迷いますよね(笑)昼間は学校がありますし。ちなみに、昨日からルビ機能を使い初めました。ミカノさんは使っていますか? (2015年1月5日 13時) (レス) id: ff86b3b758 (このIDを非表示/違反報告)
ミカノ(プロフ) - 飛燕さん» そんなことはないですって!!ww私も夜に更新してるので、夜が弱い人には迷惑ですからww (2015年1月5日 13時) (レス) id: 7a421dbefc (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - イノリさん» 今回、紅炎の周囲にいるのがオバチャン集団設定で、書いていて楽しいですよ(笑) (2015年1月5日 13時) (レス) id: ff86b3b758 (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - ミカノさん» 大体22時くらいに原稿が出来上がるので、朝に更新しています。朝に弱い方には迷惑な話です。(笑) (2015年1月5日 13時) (レス) id: ff86b3b758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:飛燕 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2014年10月24日 20時

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