イケメン+猫=？ ページ3
主side
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『え』
目の前には“夢野幻太郎”さんがニコニコしながら立っている。もしかして、また嘘？
『えっと…』
「嘘じゃないですよ」
わぁお。心読まれちゃった感じ？エスパーですか？
まぁ、人の名前なんてなんでもいいんだけどね。この人が“夢野幻太郎”でも“飴村乱数”でも“有栖川帝統”でも。名前が違ったところで、私が死ぬ訳じゃないし。
『そうですか。では、敬意を込めて、たろちゃんと呼ばせて頂きます』
いや、ね？うん。流石に何度も嘘をつかれるとねぇ？平気なフリしててもちょっとは嫌じゃん？
ちょっとしたやり返しというか、対抗心だった。
「ははは、たろちゃんですか。初めて呼ばれましたよ。可愛いあだ名を付けてくれてありがとうございます。」
『あの、受け入れないでください。嘘ですから、冗談ですから。普通に夢野さんと呼ばせて頂きます。』
「たろちゃんでも良かったのですよ？」
『いや、こっちが嫌です』
夢野さんが楽しそうにこちらを見てくる。
おちょくってるな…これは。変な事言うんじゃなかった。
「では、小生はなんとお呼びすれば？」
『えっと、私は月待 Aと申します。実は私、かぐや姫なので月からのお迎えを待っているんです。』
「ほぅ…だから美しい容姿をしていらっしゃるんですね。」
『え……と、ちょ……あ、えぇ…いや、あの……』
普段こんなこと言われ慣れてないから、吃ってしまう。
「それにしても、こんな真昼間から猫と戯れてるなんて、ニートですか？」
『ちょっと直球すぎません？それに夢野さんだって真昼間から遊んでるでは無いですか』
「小生は小説家ですからね」
『…そういえばそうでした。もしかして夢野さんって有名な方なんですか？』
「まぁ、そこそこですかね」
まって、全然気にせず会話してたけど、有名人と公園でお喋りなんてファンの人に殺されたりしない！？
『あ、あの…私帰りますねぇ〜』
私がそう言って立ち去ろうとすると、思い切り腕を掴まれた。これは、やばいやつなのでは。
「引き止めた人が先に帰るなんて、有り得ないですよね？」
『で、では、夢野さんも帰りましょう！』
「麻呂はもう少し猫と戯れたいでごじゃる〜」
『……私の家に猫いるので、その子じゃダメですか』
夢野さんは驚いた顔をした後、大きなため息をついた。
「はぁ……貴方、警戒心というものがないんですか」
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こあ(プロフ) - 猫と戯れる幻太郎さんですか、、、。いいですね、、、。←楽しみにしてます、、、。 (2020年1月19日 20時) (
レス) id: d43115acac (このIDを非表示/違反報告)
零藍(プロフ) - 夜な夜な幻太郎の夢小説を漁っているのですが…。素敵な作品ですね、最高です…。私は猫アレルギーなので夢主さん良いなぁ、と思いつつも猫と戯れていらっしゃる幻太郎さんを想像して萌え散らかしています。星5付けさせていただきました。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: cf15695954 (このIDを非表示/違反報告)
たづな(プロフ) - ayaya0207さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2019年10月7日 22時) (レス) id: c42a6ad68d (このIDを非表示/違反報告)
ayaya0207(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください (2019年10月7日 21時) (レス) id: dbfe20f42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たづな | 作成日時：2019年10月7日 20時
