【おそ松さん】松野カラ松の家庭の事情

３２話：さよならなんて言わないで ページ36

一松side


僕が路地裏にやってくると、猫達の側に花音ちゃんがいた

――話しかける勇気なんて、僕にあるわけがないし

様子を見て帰るつもりだったのに


いったい何があったの？

なんでそんなに悲しそうなの？


そして、ついには彼女の瞳からは涙がこぼれ落ちて………え？




花「うっ、うえ、ふぇぇぇぇ〜」


一「Σ(ﾟдﾟlll) え、ええっ!?ちょっとなんなのぉぉお!?」


【一松の脳内】

これ、絶対無理なヤツ〜

泣いてる女の子を慰めるなんてできるわけない〜

僕には荷が重すぎる〜

マジできるわけない〜(つд⊂)


．
．
．



でも………放ってはおけない

ホントは脱糞して逃げ出したい位ビビってる

だけど、でも!!

震えそうになる手をなんとか堪えて、僕は彼女に手を差し出した


一「泣いてちゃわかんないし、ウチにきなよ？
僕じゃ頼りにならないだろうけどさ…おそ松兄さんとか他の兄弟なら、多分少しは…(ﾎﾞｿﾎﾞｿ)」


花「あり、がと…う」

一「…別に///」


＊＊＊＊＊＊＊＊


−松野家にて−

一「(ガラ)ただいま」

玄関に入ると僕は直ぐに靴を確認した

ほ…どうやら、おそ松兄さんとチョロ松兄さんがいるらしい

他の弟達とカ…クソ松はいないみたいだけど

取り敢えず兄さん二人がいれば問題ないでしょ

そう思った僕は彼女を連れて二階の部屋へいそいだ



一「(スパーン)ただいま。あ、あの…」

お「お、おかえり〜一松…ってアレ？後ろにいんの花音ちゃんじゃん？(チョ「え？///」)
どしたの？なんか目ェ赤いけど………
ハッまさか、一松…
オマエ、無理やり花音ちゃんに○○○や×××とかヤ(バキッ!!)ひでぶっ!?」

チョ「俺、前にも言ったよな？言葉に気をつけろやクソ長男！」

お「(ｲｯﾃｰ)や、やだなぁ。チョロ松君たら〜お兄ちゃんのほんのジョークじゃん？
軽ーく流してやってよ〜。ね〜一松もそう思うよな？」

一「おそ松兄さんごと流してあげようか…三途の川に(ｷﾞﾛﾘ)」

お「マジさーせんしたァ!!orz」

花「(超小声)あ、あの。すみません…お話…」

様子を伺っていた彼女は 恐々ながら漸く口を挟んだのだった

．

．

．

お「つまり、双子ちゃんらは もう実家に帰らなきゃなんなくて？
しかも、Aちゃんは好きでもない相手と結婚する事になってるって…んだよソレ？
カラ松は？アイツ知ってんの？その話？」


花「そ、れは…今頃あの子がカラ松さんに直接お話をしている…かと」

３３話：突撃！お宅訪問なのだ→←３１話：もう一つのさよならを

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