第十話 ページ11
裏路地に引っ張られた。
振り返るとフードをかぶっている怪しい人がいた。
「あの〜?どちら様で?」
「…。」
声をかけるも沈黙。
「誰ですか?なんですか?用が無ければ手を離してください」
「…お前こそなんだ?」
は?この人宇宙人か?なんで話通じないんだよ!
唖然としていると右手の包帯をほどき始めた。
「あ、ちょ、何すんだ!」
振り払おうにもなぜか力が出ない。
「くっ!」
そんなこんなで包帯が解けて家紋が露になった。
「やはり、人間ではないな。」
「っ!?ハンターか!?」
仕方ない。逃げる。
相手の足を払い転ばせた。
そして逃げた。
なんか今日は走ってばっかり。
後ろを向いて来てるか確認したらいなかった。
「よかった。」
そう呟いたのもつかの間、
バスッ、と言う音と共に何かにぶつかった。
「んぷっ!?…ごめんなさい!!…って、貴方は…。」
「あ”ぁ?」
「平和島さん!!ゆっくり話したいけどまたいつか!!では!!」
と言い跳ねるように駆けて行った。
その後男が静雄とすれ違うのは少し先だった。
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クッキー - 続きすごく気になります。更新頑張って下さい。 (2015年11月3日 0時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒狐玄狼 | 作成日時:2012年4月7日 23時