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9.闇オーラ ページ10





「意外と仲いいのか?」



松野先生とのやりとりをみていた私に
カラ松先生がそう言ってきた。

カラ松先生がその発言をした瞬間に
松野先生と目が合った。


「いや...これは仲いいって言わないですよね。」

「言わないね。」


そして聞いた途端即答で答えが返ってきた。


「一松先生が女生徒と笑顔で
話してるとこそんな見ないからなぁ。」

「笑顔?...いや、そんなオレ無愛想ですか。」

「そうだな!一松先生は無愛想だな!
なんか寄せ付けないオーラが出ている!」

「...あ、そ。」


目の前でテンションの上がり下がりの
差が大きい先生達の会話を私は無言で見つめる。

肩を組まれるのが嫌なのか
少しカラ松先生から逃げるようにしている。

普段から一緒にいるとこ見るけど案外嫌いだとか?
そんなことはないか。



「よく購買で絡まれるんだよね。」

「へ、」


ぼーっと松野先生の顔を見つめていると
松野先生がぼそっと口を開いた。


「女生徒に。」

「...あ、あぁ。」



いきなりなんだと思ったら
全く関係のない話題だった。

というか、そもそも購買でパン買う姿すら
私は見たこと無いんだけどな。

多分タイミングの問題もあるけど。



「パン買うじゃん。」

「...はい?」

「そん時に3年の女子とか2年の女子が
そばに来るんだよね。」

「.......?」


カラ松先生と私は顔を見合わせたけど
何を伝えたいのか分からなかった。


「別に奢る気もないのに これ買って〜とか
行くたびに言われるし」

「...、、」

「だから財布の中4円しかないって
いつも言ってんのに諦めてくれないし。」

「……、」

「参るよね、これ。」

「は、はい...?」


松野先生は普段のストレスを
聞いてほしいのではないか、と私は悟った。

カラ松先生は眉にしわを寄せながら
ずっとはてなの顔をしている。


「カラ松先生?」

「...ん?つまりどういうことだ?」

「...多分購買行く時にほかの生徒が
絡んできて嫌になるってことだと...。」

「あ〜なるほど。」



松野先生の闇は底なし沼の様に深い。

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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

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