120.奢りです ページ23
＊
日曜日、少し離れた駅前に
集合することになった。
電車を乗り継いで来ると少し早かったのか
まだ誰も来てなかった。
「あっ、Aちゃ〜ん。」
「っわ！こ、こんにちは！」
後ろから声がすると
妙な緊張がした。
振り返るとトド松先生。
別に何って無いけど小っ恥ずかしい
気分になった。
一松先生だったらどうしようって
思うとかなりの致死量。
てか、おそ松先生も
一緒に来ると思ってたのに来てない。
「あの、おそ松先生は、...？」
「あっ、そう、おそ松兄さんさぁデートだってん
のに今起きたんだよ！？だから多分15分後に来るんだ〜、ホントにごめんね？」
「え！？あ、...そうなんですか。」
トド松先生は申し訳なさそうに謝る。
はりきってた割には
寝坊するあたり自由奔放だな。
おそ松先生らしいっちゃらしいけど。
トド松先生は「もう直接カフェ来てって
言ってあるから先行こ！」と言った。
それに何となく愛想笑いで付いてく。
・
「スタバァでいい？」
「あ、はい。」
何となく付いてくと女子高生が
大好きなスタバァに着く。
おしゃれなカフェって
スタバァの事だったんだ。
まぁ、別にいいけど。
スタバァ行くような柄じゃない
私にはちょっと珍しいし。
店内に入ると定員さんの
「いらっしゃいませー」という声が聞こえる。
メニューを見てもさっぱり。
目が丸くなる。
横にいるトド松先生はしれっともう
何飲むか決めてるっぽかった。
「Aちゃん、何飲む？お金出すよ？」
「っえ、いいですよ！それくらい出します！」
「んふふ、誘ったのボクだしいーの♡
ほら、遠慮せず頼んで！」
「え、...あ、ありがとうございます。」
トド松先生は財布を出すとウインクをする。
奢ってくれるなんて
更に罪悪感。
...安めのやつ買っとこう。
「じゃあ普通のコーヒーで...、」
「えー！そんなんでいいの？」
「え、はい。」
「謙虚だな〜Aちゃん。分かった！」
トド松先生はそう言って私を褒めて
210文字くらいの呪文みたいな
フラペチーノを頼んでいた。
店員さんの顔が強ばる。
「なんですかそれ...、」
「え？んーとね、トゥーゴーパーソナルリストレットベンティツーパーセントアドエクストラソイエクストラチョコレー(以下略)」
「あ、全く分かりません。」
・
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永松(プロフ) - 今回も良かったです！夢主の心情に大きな変化おそ松カラ松トド松などのキャラクターが面白くて見入ってしまいます！ (2022年11月16日 16時) (
レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます！うれしいです。亀更新ですが頑張りますね(〃'▽'〃) (2020年8月7日 0時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - このお話…好きです先生と生徒の恋物語で一松様…サイコーです (2020年6月14日 23時) (レス) id: a884ba806a (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - 朱雅さん» ありがとうございます！それは凄いですね！驚きです。笑 更新早めに頑張ります！( ^^ ) (2019年7月12日 21時) (レス) id: 4338a8eba1 (このIDを非表示/違反報告)
朱雅 - すっごい面白くて1日で読んじゃいました笑 一松作品の中で１番好きなので、続き楽しみにしてます。 (2019年7月12日 18時) (レス) id: c96857c750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんずんずっくり | 作成日時：2019年1月31日 21時
