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私は汗を水で流し一番隊隊長兼総隊長の山本元柳斎重國の元へと向かった
A「四番隊第四席神楽李Aです。山本元柳斎重國総隊長はいらっしゃいますでしょうか?」
山本「入れ」
襖の向こうから老人の声を合図に襖を開けると顔に傷のある老人が座っていた
山本「誰もおらん。近くに来い」
A「はい」
山本「そない暗い顔してどうしt、、、A、斬魄刀から何も感じないぞ」
A「その話をしに参りました。
斬魄刀に見放されました。私は少し修行のため尸魂界を出ます。誰にも、言わないでください。」
山本「いつ戻る」
A「戻りたくなったら戻ります。」
私が下を向くと彼の大きな手が私の頭を撫でた
山本「Aの我儘を聞くのも久しぶりだ」
彼は孫を可愛がる老人のように柔らかく笑った
A「ごめん、、なさい、、、、」
山本「謝る必要などない。今より強くなって戻れ。
儂はいつまでもAを待っておる」
A「うん、、、いってきます、おじいちゃん」
私は部屋に戻るなりこっそりと部屋を後にした
暗闇に月の光がひとつ指す世界に1人の少女は旅に出た
これは我儘だ
彼女の最後の我儘
彼女は誰も知らない、誰も知るはずのない所へ
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作者名:鍾鈴 | 作成日時:2023年1月8日 0時