過去がどうであれ未来が良ければ (ページ2)

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私の朝は皆より少し早い

日がまだ昇らぬ薄明の時間に起きまだ静かな隊舎を歩く

病人がいる病室へと向かっていると見知った女性が歩いていた

A「おはようございます、卯ノ花隊長」
卯ノ花「あら、おはようございます、A。
今日も朝早くから性が出ますね」
A「いえ、日課なので」

私は一礼し、病室へと足を進めた

日課である病人の容態を記録し、必需品など欠品していないかの確認などをした

確認を終えると食堂で朝食を済ませ、職務に入る

卯ノ花「A少しいいですか？」
A「はい」
卯ノ花「これを五番隊へ、こちらを八番隊へ持って行ってくれますか？」
A「五番隊と、八番隊、、、分かりました。」

私は卯ノ花隊長に頼まれたものを五番隊と八番隊に届けに行った

ー五番隊隊舎ー

A「失礼します。四番隊第四席舞華Aです。卯ノ花隊長よりお届けものです。」
平子「おうおう、朝からわざわざありがとーな。それにしても毎回毎回どこに行ってもそんなお堅い挨拶してはるん？疲れへんのかいな」
A「卯ノ花隊長にはどこへ出向いても礼儀正しくと教えて頂きましたので」

五番隊隊長、平子真子

彼は私から箱を受け取ると「俺も卯ノ花隊長に渡すもんあるんやった」といいどこかへ消えた

私は頼まれ事でもされるのかと思い待つ

藍染「おや、久しぶりだね」
A「お疲れ様です。藍染副隊長。」

五番隊副隊長、藍染惣右介

私が平子隊長を待っていると彼は物腰の柔らかそうな笑顔で話しかけてきた
正直、苦手な人ではある

笑っているのに笑っている感じがしない
何を考えているのか分からない

A「気味が悪い、、、」ﾎﾞｿｯ
藍染「、、、え？」
平子「おまたせー、これ頼むわぁ
ん、藍染今帰ったんか？」
藍染「これは平子隊長、今帰りました。」
平子「おつかれさん、ゆっくり休みや〜。
ほんじゃ、それ頼むわぁ」
A「はい、承知しました。失礼します」

平子「ちょいと待ち」
A「はい」
平子「これ、やるわ」
A「これは、、、？」

平子「お前の好きなみたらし団子や」ﾆﾔｯ
A「みたらし、、！あ、ありがとうございます」

私は興奮を隠しきれなかったが上司である2人に一礼し、
八番隊の隊舎へと向かった

彼の視線の先が私の背中だとは知らずに