第30話 ページ34
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ナルトは再不斬に蹴飛ばされ、蹴られた衝撃で額当てが宙を舞った。
地面に落ちた額当てを足で踏みつける、再不斬。その行動にAは顔を顰めた。
再「ただのガキがっ」
カ「っ…お前等!タズナさんを連れて、早く逃げるんだ!コイツとやっても、勝ち目はない!
この俺を水牢に閉じ込めている限り、コイツはこっから動けない!
水分身も本体からある程度離れれば、使えない筈だ!
兎に角、今は逃げろ!」
サス「(…逃げろだ?冗談じゃねぇ。あんたが捕まった時点で、その選択肢は消えている。
このまま逃げたとしても、あんたを欠いた状況じゃ、遅かれ早かれ再不斬に殺られて…全滅だっ。
卍の陣を組み直したところで、奴の攻撃を防ぎ切るのは不可能。
結局…選択の余地等、残されてやしない。
俺達が生き残るためには…あんたを助け出すしかないんだっ)
やるしかない!」
再不斬に手裏剣を投げながら突っ込んでいく、サスケ。
手裏剣を太刀で躱されると、サスケは上に飛んだ。
サス「そこだぁーー!!」
再「甘いぞ」
首を掴まれ、そのまま再不斬はサスケを投げ飛ばした。
サク「サスケ君っ!」
ナ「サスケが……」
『サスケさんっ』
4人の中でも特に実力があるサスケが再不斬にやられ、ナルトの体は震える。
ナ「(これが…上忍…本当の忍者……逃げなきゃ…このままじゃ……マジで!マジで!… “殺される” !)」
逃げるために左手で重心を取り、立とうとすると、左手に激痛が走った。
ナ「!……」
「この左手の痛みに誓うんだってばよ」
「俺ってば、もう二度と助けられるような真似はしねぇ。怖じ気づいたり、逃げ腰にもならねぇ」
「怪我はねぇかよ、ビビリ君?」
「俺はサスケには、負けねぇ」
ナルトは再不斬に踏まれている、自身の額当てを見る。
「先生っ。木ノ葉の額当てちょっとやらせて」
「あぁ、これか?駄目駄目。これは学校を卒業して、一人前と認められた証だからな」
「ナルト。ちょっとこっちに来い。…お前に渡したい物がある」
「卒業、おめでとう」
「どいつもコイツも忍者になる資格もねぇ、ガキだってことだよ」
「任務は命懸けの仕事ばかりだ」
「合格!」
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三日月光(プロフ) - シルビア☆姉貴さん» 隠れてたんですね(笑)。大歓迎です!いつでも来てください! (2021年6月27日 14時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 三日月光さん» 3ヶ月ぶりです!!!!(笑)しばらく隠れてました。(笑) また来る……………かも…………。 (2021年6月26日 21時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
三日月光(プロフ) - シルビア☆姉貴さん» お久しぶりです!最近見なかったので、お元気そうで良かったです!!(*^^*) (2021年3月24日 14時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 三日月光さん» 久しぶりです!!!!(^ω^)(^o^)v(*^^*)シルバーウルフからシルビア☆姉貴に改名しました。(^ω^) (2021年3月22日 0時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
三日月光(プロフ) - ヒマリさん» 送信遅くなり、すみません!そしてコメント、ありがとうございます!この作品は私が最初に作った作品ですので、そう言ってもらえて、嬉しいです!ヒマリさんも、これからも頑張ってください! (2021年2月1日 0時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
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