【NARUTO】木ノ葉隠れの月

第5話 ページ9

A side










サクラさんからの質問に答え終わったら、カカシ先生が話し出した。










カ「よーし、四人共個性豊かで面白い！明日から、任務やるぞ」




ナ「はっ！どんな任務でありますか！？」




カ「まずは、この五人だけで出来ることをやる」




ナ「なに？なに？なに？なーに？」










前のめりになりながら、カカシ先生に問い詰めるナルト。










カ「サバイバル演習だ」




ナ「サバイバル演習？」




サク「任務なのに、なんで演習なんかやんのよ！演習なら、アカデミーで散々やったわよ！」




カ「ただの演習じゃない」




ナ「じゃ、じゃあさじゃあさ
どんな演習なの？」




カ「……くくく…」




サス「……」




サク「ちょっと！何がおかしいのよ、先生」










確か、ガイ先生が言ってたよね。










カ「いや…ま！これを言ったら、お前等絶対引くから」




ナ「ん？」




カ「卒業生二十八名中、下忍として認められる者はたったの九名。残りの十九名は再びアカデミーへ戻される。つまり、この演習は脱落率66％以上の超難関テスト」




「「「！！！！」」」




カ「ホラ、ホラ、引いたー。A以外」










ガイ先生に教えてもらっていなかったら、ナルト達みたいに驚いてただろうな。










ナ「んな馬鹿な！！あれだけ苦労して…じゃ、じゃ、何のための卒業試験なんだってばよ！」




カ「あれか？下忍になる可能性のある者を選抜するだけ」




ナ「ぬぁ〜なぁにぃ〜」










プルプルと震える、ナルト。


人一倍努力してたから、怒るのも当然だ。










カ「ま、そういう訳で明日の演習場でお前等の合格不合格を判定する。忍道具一式持って、朝5時集合！」




ナ「(こ、こんな所で落とされて堪るか！俺の力、認めさせなきゃ。まじで、まじで！)」




サク「(このテストに落ちたら、サスケ君と離れ離れになっちゃう！これは、愛の試練ね！)」




『(父上達のためにも、頑張らないと)』




サス「……」




カ「じゃ、ま。解散」










先生が歩きだしたかと思うと、私達の方を振り返り、衝撃の言葉を告げる。










　










カ「あ、朝飯は抜いて来い。吐くぞ」










え………朝食を抜かなきゃいけないぐらいの過酷さなのかな……。


一応明日のために、修行でもしておこう。










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