第14話 ページ18
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ナ「ええ!」
カ「ルールを破って、一人昼飯を食おうとした罰だ。もし、食わせたりしたら…ソイツをその時点で失格にする」
厳しい顔をする、カカシ。
カ「此処では、俺がルールだ。分かったな」
イ「では」
ヒ「良いか、イルカ。どんな結果であれ、カカシを恨むでないぞ」
イ「……はいっ」
カカシは何処かに行ってしまい、残ったナルト以外の三人は弁当を食べる。
ぎゅるるるる〜〜!
ナルトのお腹が盛大に鳴る。
ナ「俺ってば!別に飯なんか食わなくたって、平気だぁ!全然へっちゃらだってばよ!」
意地を張っても、体は正直なもので
お腹は鳴り続けている。
ナ「平気……」
Aがナルトの顔を見て、弁当を差し出した。
『はい、ナルト。これ、食べて』
ナ「A……」
サク「ちょっ、ちょっと!A!先生にナルトには弁当を食べさせるなって、言われたでしょ!?」
『私、朝食食べて来ちゃったのでお腹があまり空いてないんです。それに元から少食なので。
先生のことなら安心してください。近くに先生の気配はありませんので』
サク「で、でも」
すると、Aに影響されたのかサスケも弁当をナルトに差し出す。
サス「ほらよ」
サク「サスケ君まで…!」
サス「Aの言った通り、今はアイツの気配はない。昼からは、四人で鈴を取りに行く。足手まといになられちゃ、こっちが困るからな」
サスケなりの不器用な優しさだった。
サク「(サスケ君……)」
サクラは自分の手元に弁当を見て、一度息を呑み、そしてナルトに差し出した。
ナ「(サクラちゃん…!)」
三人の優しさに涙目になるナルト。
ナ「ありがとう」
涙声になりながらも、礼を言うナルト。
サク「お礼はいいから、早く食べなさいよ」
ナ「あ、あのさ…でも」
サク「私、ダイエット…じゃなくてっ。サスケ君より少食だし。気にしなくていいから」
ナ「だけど……ほら」
ナルトは縄で結ばれ、使えない手を動かし
箸が持てないことを示す。
サク「なっ!!」
『?……あぁ』
それを理解した、三人。
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三日月光(プロフ) - シルビア☆姉貴さん» 隠れてたんですね(笑)。大歓迎です!いつでも来てください! (2021年6月27日 14時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 三日月光さん» 3ヶ月ぶりです!!!!(笑)しばらく隠れてました。(笑) また来る……………かも…………。 (2021年6月26日 21時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
三日月光(プロフ) - シルビア☆姉貴さん» お久しぶりです!最近見なかったので、お元気そうで良かったです!!(*^^*) (2021年3月24日 14時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 三日月光さん» 久しぶりです!!!!(^ω^)(^o^)v(*^^*)シルバーウルフからシルビア☆姉貴に改名しました。(^ω^) (2021年3月22日 0時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
三日月光(プロフ) - ヒマリさん» 送信遅くなり、すみません!そしてコメント、ありがとうございます!この作品は私が最初に作った作品ですので、そう言ってもらえて、嬉しいです!ヒマリさんも、これからも頑張ってください! (2021年2月1日 0時) (レス) id: ba0b31058b (このIDを非表示/違反報告)
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