フラミンゴの愛する白鳥はタイガーと相思相愛

Story No.2 ページ2

「 A、愛してるぜ 」




「 私は嫌いよ 」




「 つれねぇなぁ 」




朝のおはようの代わりのようになったこの会話はドフラミンゴとAによるものだった。




毎朝自分からけしかけといて自分で傷ついている哀れな男である。




「 お前、今日の号外見たか？ 」




「 さあ、新聞はあまり好きじゃないから 」




「 これを見ろ 」




Aはパッと出された新聞を見て目を丸くさせた。




「 な、ハートの海賊団と麦わらの一味が海賊同盟結成？ 」




「 そこじゃねぇ 」





こんなに紙いっぱいに書かれているのにそちらの記事ではなくこっちの小さな記事が目につくとは…




とドフラミンゴは苦笑した。




「 どういうつもりなの？七武海脱退なんて 」





「 ローにシーザーをとられて仕方なくだ 」





ローという単語を聞いただけで頬を少し高揚させ嬉しそうにするAを見て





ドフラミンゴは眉間にシワを寄せ悲しげに笑った

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