山田家長女と入間家長女の日常 5

祝日6月21日 ページ7

一椛side








本日、理鶯さんのお誕生日。今いる場所？えーっと…………今……うん………………。









銃兎「あの理鶯？今日はあなたの誕生日ですよね？」


理鶯「あぁ、わざわざここまで来てくれて感謝する」


左馬刻「いや、おう。それは全然いいんだけどよ……」


綾瀬「なんで理鶯さんが料理を振る舞う側なの……？」









今は理鶯さんのテントであの、誕生日パーティーを開いてるんですけど。うん、なんかね、絵面がひどい。こうなった経緯ですか？あ、じゃあ一応回想どうぞ。









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理鶯「銃兎に左馬刻。来週の金曜日は空いているだろうか？」


銃兎「来週の金曜……ですか？」








この日は入間と一緒に左馬刻さんの事務所に来ていてTVゲームをして遊んでいた。台風が直撃してくれたおかげで学校は休み。



外で遊ぼうにも歩くのにも死にそうになるから外を出歩く訳にも行かず。こうして暇を持て余したあたしと入間は左馬刻さんの広い事務所でTVゲーム中。



もちろん理鶯さんも避難するべく今日は左馬刻さんの事務所に。気温もなかなか高い上に湿気まで凄いせいで入間はアイスを口に加えている。



あたしも意識半分でゲームをしてたんだけど理鶯さんの急な話にぱっと意識が戻った。









左馬刻「来週の金曜なんかあんのかよ」


綾瀬「そっか。誕生日だよね確か」


一椛「誰の……？」


綾瀬「理鶯さんの」









入間の言葉に口を開けるあたしと左馬刻さんと銃兎さん。いや、なんで2人が知らないのにお前は知ってんだ。




そんなツッコミも理鶯さんの言葉によって口から出ることは無かった。









理鶯「小官のテントに来て欲しいんだ」


「｢｢｢え……？｣｣｣」

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