弐拾捌 ページ28
「っ、……大丈夫、ですか。」
「ぁ…は、い、ありがとうございます」
まだ足に力が入らないらしく、肩を貸して傘も持ってあげた。
住んでいる屋敷まで送ろうとよたよた歩きながら話をする。
聞けば同い年で、文通をすることになった。
途中で恋柱様にお会いして、Aさんを任せる事になった。
・
・
Aちゃんを預かってきたのは良いけど、路地に直に座ってたらしいから着物が汚れていた。
お風呂に入れる事にした。
「Aちゃん、一人で入れる?私も入ろうか?」
「あ…すみません、お願いします…」
大丈夫よ!と迷惑じゃ無いことを伝えて、Aちゃんには椅子に座ってもらい、服を脱がせた。
私も服を脱ぎ風呂場に入り、張ったお湯を頭から掛けてあげる。
黒の輝いてる艶な髪に洗髪を付けて洗う。体も同様に石鹸を泡立てて綺麗にした。
「ふぅー、お疲れ様、Aちゃん!」
「ありがとうございます…」
一緒に向かい合わせになって湯船に入る。けど、Aちゃんは何だか浮かない表情だった。
「どうしたの?」と聞くと、顔を赤くして口を開いた。
「あの…胸、ってどうしたら、そんなに大きく…」
「…っ!?」
直球な質問に私まで顔が赤くなった。少しだけ目を向ければお湯に浮いている私の胸。
意識して大きくしようとした訳じゃ無いからその質問の答えはあまり分からない。
「分からないけど…いっぱい食べていっぱい寝たら良いと思うわ!」
「が、頑張ります」
えいえいおー、と二人で意気込んだら突然お風呂場の戸が開いた。
「甘露寺、この着物はだ…………」
「…っぇええ!!?」
・・・。
伊黒さんはAちゃんの姿を見て直ぐに、戸が壊れるくらいの勢いで閉めた。
あらら、と私が呟きお風呂から出てAちゃんの体を拭いてあげる。
「あの…甘露寺さんって伊黒さんと、そういう…」
「うーん、微妙なの。お風呂は一緒に入ったりするんだけど。」
未知の話を聞いている様なAちゃんに私の着物を着せてあげたんだけど、ちょっと胸元が空いていた。
「頑張ります」
「そんな落ち込まないで!」
居間まで肩を支えて一緒に行くと、伊黒さんが一人お茶を飲んでいた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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にゃるす。(プロフ) - 最高でした!!細かい描写とキャラ達の心情が凄く心に刺さりました!!こんな素晴らしい作品を作ってくださり有難うございます!!! (2023年1月30日 21時) (レス) id: fbac834549 (このIDを非表示/違反報告)
Turtle(プロフ) - 色々とやばかったです、、、。゚(っ´;ω;`c)゚。 (2020年11月30日 23時) (レス) id: ae287d31c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 最高です!義勇好きにはたまりません!最高です! (2020年8月7日 14時) (レス) id: c22bf512a4 (このIDを非表示/違反報告)
リーのアニメ部屋 - アアアアアアアアアア!!千寿郎好きだから感謝!頑張って! (2020年8月5日 3時) (レス) id: 9f28f3c3ee (このIDを非表示/違反報告)
暁明(プロフ) - 銀時さん» 読んで楽しんでくださって嬉しいです。面白いお話作り頑張りますね。 (2020年4月28日 13時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ice.11 | 作成日時:2020年3月28日 15時