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雫が落ちて、 ページ32

「白くん……ッ!!」


私を守ってくれた小さな男の子は雪のように消えていく……。


………


気がつけばカカシさんが再不斬さんを追い詰めていた。
手に集まる雷のようなもの。



「終わりだ。」



…やめて、と思うのに声にならなくて。
うごいてよ、私の身体。
何で、何で………。
動いてくれないの……ッ!!



「「!!?」」



「ぁ…っ……あ…。」



白くん……?
…行かなきゃ、もう手遅れだとしても…それでもっ……!
覚束無い足で歩く。
そして、カカシさんが白くんの身体を優しく寝かした時。



「白くん……。」


「A!?」


「っ…白くん。」



一筋の涙が頬を伝い、彼の顔に落ちた。
泣いてはいけないのに今一番痛いのは……。



「………。」



再不斬さんだ。
ポーカーフェイスと呼ばれるものをしているけれど秘かに眉間にシワを寄せているのが分かる。



「…まったく俺は、よくよくいい拾いものをしたもんだ。最後の最後でこんな好機を与えてくれるとは!!」



嘘吐き。
本当は泣きたい筈なのに
私は白くんの開きっぱなしの目を優しく撫で、閉ざした。



「許せねぇ……。」


「ナルトくん……?」



ボロボロのナルトくん。
それだけ白くんとの戦いが激闘だったのが分かる。
そして、カカシさんが殺気を含ませ言った。



「ナルト、A…お前らはそこで見てるんだ。」


「こいつは俺の戦いだ!!」



一瞬、胸が高鳴った気がした。
…気のせいだよね。



「ナルトォー!!!無事だったのねー!!」



タズナさんを護衛しているサクラちゃんが叫んでいる。



「あれ?サスケ君は?」



そう言えばサスケくんが居ない……?
ナルトくんは顔を俯き唇を噛み締めている。
…まさか……。



「ナルト!サスケ君はどこなのォ!!!」



「サスケ…は…」




聞きたくない。
もう嫌なの、大切な人が消えるのは……っ。



……………

31D[サイダー]から引用

白も好きだけどストーリー的にうん、沿って置かないといけない。

とりあえず泣きたい((

もしも、なんて言うな→←今ばかりは、笑えそうにない



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悠沙(プロフ) - 前作のパスワード教えてください。 (2018年9月5日 23時) (レス) id: 8b0020531a (このIDを非表示/違反報告)
あお - 前作のパスワード教えてください。 (2017年3月9日 7時) (レス) id: f73bfdd085 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)れな(プロフ) - 前作を見ようとしたらパスワードがかかっていたので良ければ教えてください!p(´⌒`。q) (2017年1月28日 22時) (レス) id: e6bb0cb961 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 私も気になったので、前作を見ようとしたらパスワードがかかっていたのですが(´;ω;`)パスワードが不明なら作者に問い合わせと書いてありました…よければ教えてください (2016年9月12日 16時) (レス) id: d9be1cf673 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラム(プロフ) - 今この小説を見つけて一から見ようと思ったんですがパスワードがかかっていて見れないのですがいつから見れるようになるのですか?? (2016年9月12日 13時) (レス) id: 50d38edf10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年8月4日 18時

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