11話 新聞部にて ページ12
私はそのまま新聞部と書かれたプレートのある部屋に連れてこられた
「入部希望者連れてきましたーー！！」
ええぇっ！？私、いつ入部希望者になったの！？
「本当か！？あ、しかも女子じゃねえか！！」
「ひっ！！」
ドアの後ろから突然出てきた男の人に驚いて思わず逃げ出しそうになった
普通の高校生では滅多にお目にかかることのできないような鍛え上げられた身体、190�僂△襪�ないかの高身長と相成ってただならぬ威圧感を発している
しかしなぜかその人は白いTシャツを着ていてなぜか頭にタオルを巻いている
でも、怖いことには変わりないからすごく逃げ出したい
が、内田さんにがっちり腕をつかまれているため逃げ出すことはできない
「ちょっと！！１年生ビックリさせないでよ！！」
「わ、わりぃ･･･」
内田さんに睨まれるとその男の人は申し訳なさそうな顔でそう言った
「ごめんねー、こいつアホだからさー」
「なんだとコラァ！？」
内田さんの言葉に男の人が余計に怒った
見た目にぴったりなドスのきいた声はすごく怖い
「いい加減にしなさい」
突然出てきた女の人が内田さんと男の人の頭を軽くたたいた
「何するんですか！？」
内田さんたちの抗議を無視して女の人は私の方に開き直った
「騒がしくてごめんね」
「あ、いえ！大丈夫です！！」
全然大丈夫じゃない
でも、こう聞かれたら自然と大丈夫だと答えてしまう自分がいる
「部活見学しに来たんだよね、どうぞ、そこの椅子に座ってね」
「ありがとうございます…」
私はそっと引き寄せた椅子に座った
どうしよう、とてもじゃないけど実は体育館にバスケ部の見学に行こうとしていたところを捕まったなんて絶対言えない
「これ、歴代の新聞部が作った新聞をいれてあるからよかったら見てみて」
「あ、ありがとうございます」
「1学期と2学期に2回、3学期に1回の1年に計5回新聞作るの」
「そうなんだ…」
差し出されたファイルを受け取って中を見てみた
なかには『桐皇新聞』という名の新聞が入っていた
部活動の活動報告や先生たちのインタビュー、お勧めの場所や勉強法などその年によって内容は違うけどどれも興味深い内容のものばかりだ
「面白い…」
「でしょ？面白いでしょ！？」
「ひゃあ！」
「内田！！邪魔してんじゃねえよ！！」
「ごめんなさい！！」
「なんでテメエが謝るんだ！！」
「うるさい！」
「「痛い！！」」
辞書の角で殴られた二人はそのまましゃがみこんでしまった
…なんて怖い部活なんだ
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かしたろー(プロフ) - ありがとうございます！！私も宮地さん好きです♪頑張ります！！ (2014年6月22日 0時) (
レス) id: f73c5557c2 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - こんばんわ！私も諏佐さん大好きです〜♪でもやっぱり宮地さんが好きなんです（＾ω＾）宮地さんの小説書こうと思ってます！更新頑張ってください！ (2014年6月21日 23時) (レス) id: 405d6ef6b2 (このIDを非表示/違反報告)
かしたろー(プロフ) - ゆきちょさん» ありがとうございます！諏佐さん好きなんですね♪頑張ります！ (2014年6月3日 0時) (レス) id: f73c5557c2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちょ(プロフ) - こんばんわ！あたしも諏佐さんが好きで書き始めたものです！！めっちゃ続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2014年6月2日 22時) (レス) id: 4588dece63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしたろー | 作成日時：2014年6月1日 2時
