看病生活篇 ページ2
【弌】女部隊結成編でのラストで書かれていたのは手術後のAちゃんです。
今回の生活看病篇は手術する前とその後になります。
――――――――――
河内side
清宮さんの一件が無事に終わり、めでたしめでたし。となればよかったが、待っていたのはAさんの看病生活。
背中を切られたことによる出血がひどく、救護班の処置では完全治療ができない現状が目の前にあった。
A｢うう、いたい...いたい〜｣
桂｢医者がこっちに向かっておる、あと三日頑張ろうな、A｣
A｢んん...｣
応急処置はしたものの、やはり応急処置程度。
痛みが収まることも無く、出血も頻繁に起こり、私たちに出来ることは消毒や適度に包帯を変えてあげること。
だが、その消毒や包帯を変えることでさえもAさんの体にはきついものだった。
A｢うううえっ、いっ...あっ、｣
『すいませんもう少しで終わります！！』
A｢うっ...いたっ...いたい｣
一日に二度行われる消毒でさえも彼女の今の体力には限界に近いもので、聞こえてくる泣き声も、痛みに耐える声も、銀時さん達以外の私たちは襖一枚挟んだ廊下で聞くことしか出来なかった。
坂本｢A〜よく頑張ったの、すっきりしたじゃろ｣
A｢っ...はぁっ...はっ...ん、｣
高杉｢泣いたらまたしんどくなるぞ｣
A｢ん...はっ...はっ...｣
処置が終わり、開けられた襖の奥に見えるAさんはうつ伏せになって深く呼吸を続けている。
目覚めてからもう二日も激痛に耐えているんだ、本当に体力の限界が近いかもしれないのに、医者の到着はあと三日後。
高杉｢到着を早めることはできないのか｣
坂本｢ここの場所も場所じゃ、仕方ない...Aには耐えてもらわないかん｣
全員が手を出せない状況。
Aさんたった一人が戦わないといけない状況はその場にいた全員にとってもきついものだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 719人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わらび(プロフ) - うしうしさん» なんて嬉しいお言葉(笑)ありがとうございます！！握りつぶせる勢いでできたらと思います笑(←？) (2021年8月22日 14時) (
レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - なで肩すべり台さん» ありがとうございます〜！！じゃんじゃんキュンキュンしてもらえると嬉しいです… (2021年8月22日 14時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
うしうし - 心臓握り潰されそうです！！笑笑大好きです！これからも応援してますっ！！！ (2021年8月21日 22時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
なで肩すべり台 - キュンキュンが止まりません！続き楽しみです！！ (2021年8月19日 2時) (レス) id: 56d3d04f19 (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - connyさん» それは嬉しいです笑ありがとうございます！いつでも見に来てやってください…！ (2021年8月18日 15時) (レス) id: aef1a9d7b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わらび | 作成日時：2021年1月13日 7時
