1話 ページ1
それは、もう遠い昔の記憶。
え〜ん、え〜ん、え〜ん…
『__
『ゆうき君にいじめられたの...痛いよぉ』
『そっか...よし、あとで俺らがやっつけてやる!』
『ほんと?』
『もちろん!こてんぱんのめっちゃくちゃだ』
『ありがとう!』
『何かあったら僕たちで守ってあげるからね』
『だって僕らは蘭音の____』
ピリリリリと、目覚まし時計が午前6時を伝えた。
まだ寝ぼけている体を奮い立たし、目覚まし時計を止め、ベットからでる。
洗面台で顔を洗って、歯を磨いて、台所へと向かった。
私の家は、朝食は当番制で作ることになっていた、今日は私が当番だ。
冷蔵庫を開けて、サラダの材料に食パン、ジャムを取り出しメインに使う材料を探す。
(あ、卵がたくさん残ってる…賞味期限間近だし、目玉焼きにでもしよ)
今日の朝食のメニューが決まり、手際よく朝食を作り始めた。
フライパンに卵を3人分割る。
そのうちの一つは、双子だった。
(ラッキィ!これは私のにするんだ〜)
そんなこんなで料理は完成して、テーブルに料理を持って行った。
時計を見る。時刻は6時45分、そろそろ彼らを起こしていい時間だ。
階段を数段上り、大きく息を吸う。
「お兄ちゃんたちー−−朝だよー−−−!!!!」
今日も腹からいい声を出すことができた。
「朝からうるせえなあ、蘭音。もっとおしとやかに起こせねえのか」
「蘭音は本当に朝から元気だよね」
彼らは私の兄だ。
うるさい方が
おっとりとした方が
(ちなみに私は
二卵性双生児の顔は似てない双子だ。
兄たちは勉学やら運動やら音楽やら、各方面で才能を持っている。
さらに周りから見れば顔もいいというまさに大変アンビリバボーな双子だ。
それもそのはず両親は美形ピアニストと有名大学卒の天才作曲家__今は出張中で海外にいるが。
その血を兄はしっかりと受け継いだのだ。
こんな少女漫画のような家族のなか、私はというと…まあ、顔面は悪くないとは思っているし、ピアノもそこそこできる。
ただ勉学と運動は絶望的というか、なんというか。
(…考えるのやめよう。朝ごはんたべよ)
思考をシャットアウトさせ、黙々と朝ごはんを食べた。
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すにすな@さくらぁ - *桜もち。さん» やっと更新したよ〜一応もう流れは最後まで決まってるから、更新停止にならないレベルでポツポツ更新していく予定✨ (9月25日 22時) (レス) id: 7e45e119a7 (このIDを非表示/違反報告)
*桜もち。(プロフ) - 久々の更新だ〜〜〜!!!まじで楽しみにしてました!!!やっぱり好きだなあ………この小説…✨ (9月25日 17時) (レス) @page14 id: 849756f787 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - すにすなさん» しかも確か観覧車の中でだったよね?笑 弓弦お兄ちゃんスパイの才能あるのでは……… (2022年9月23日 16時) (レス) @page13 id: 5027370f8c (このIDを非表示/違反報告)
すにすな - カテゴリーJ♢桜もち。さん» ありがと〜!!!なんでお前見てるんだよって私も書きながら思った……笑 (2022年9月23日 16時) (レス) id: 3bd902a602 (このIDを非表示/違反報告)
カテゴリーJ♢桜もち。 - テスト期間お疲れ様〜!!更新楽しみにしてました!!!弓弦お兄ちゃん2人のキスまで見てたのか……すげぇ((ドキワクな展開だね〜💖 (2022年9月23日 14時) (レス) @page13 id: 5027370f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すにすな@さくらぁ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ruriruhomupe1/
作成日時:2022年7月29日 19時