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転生先と能力 ページ4

「それで、転生先についてですが。何か希望はありますか?」
『強いて言えば俺が知っている世界がいいです。』
「わかりました、では夜霧さんの転生先はヒプノシスマイクの世界になりますが何か質問などはありますか?」
ヒプノシスマイクって…あぁ、あの曲がいい世界か。登場キャラ全員顔面偏差値高いってことと声がいいってことぐらいは知っているぜな。ドラパはほとんど聴いてないから実質にわかだけど。
『ストーリーあんまり知らなくても大丈夫なやつっすか?』
「大丈夫です。転生する人は基本的にすぐ馴染むのでにわかでもやっていけます。」
『なるほどね、他に質問は無いです。』
「はい、それでは転生するに当たってチート能力が得られますがどのぐらい欲しいですか?具体的な希望があればそれにできるだけ近い能力を用意しますが…」
『うーん……いらないっすね。』
「……………いらない、ですか?」
『うん、だって割と今のままでもやっていけたしのんびり過ごしたいから、何もつけなくても大丈夫だよ。』
その言葉を聞いたシンは暫くポカーンとしていたが、言葉が脳に届いたのか、表情を明るくして俺の両手を掴んでブンブンと上下に振った。
「あなたが神か!!!」
いや、神はあんただろ。
「いやぁ最近の転生者は強欲すぎるんですよ全くチート能力は大量につけろだのここをこうしてこんな感じにしろだの色々細かい注文をつけてきやがるのですよ全くチート能力作るの大変なんですよそして大量に依頼したら文句言われるのわたしなんですよほんとマジで控えめに言ってフザケンナでござりますちきしょうめあぁあなたのような人がいて本当によかったあなたは私のゴッドですありがとうございました。」

………相当ストレスが溜まっていたのか、酸欠にならないか心配になりそうな量の愚痴が飛び出してきた。少しして正気に戻ったのかハッとして掴んでいた手をゆっくり離して、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「…………すみません、忘れてください。」
『気にしなくてもいいっすよ。俺はそういうの気にしないんで、好きなだけ愚痴ってもOKです。まぁドーナッツでも食べてリラックスしましょうや。』
皿の上にあるチョコドーナッツを半分に割り片方をシンの口に突っ込み、俺もドーナッツを口に入れる。めっちゃ美味いなこれ。

俺の新しい体が絶世のイケメンな件→←お仕事お疲れ様です、神様



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夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» はいっす!!頑張ります!!応援ありがとうございます!! (2021年9月27日 15時) (レス) id: 0223c8e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» 笑っていだだいて嬉しいです!彼の基準は人間にとって極端なのでw更新頑張ります! (2021年9月19日 14時) (レス) id: 0223c8e5d1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - 九十九天斗さん» 嬉しいです!ありがとうございます! (2021年8月22日 18時) (レス) id: 9673f83792 (このIDを非表示/違反報告)
九十九天斗(プロフ) - 最近この作品を知って,思わず一気読みしてしまいました!凄く面白くて続きが楽しみです!応援してます! (2021年8月19日 22時) (レス) id: a6414a60a8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雷江(プロフ) - Makua*ぼっちさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年8月10日 11時) (レス) id: 9673f83792 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 雷江 | 作成日時:2021年6月30日 19時

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