にわかだけど、ヒプマイの世界に転生しました【男主】

俺の新しい体が絶世のイケメンな件 ページ5

その後シンは色々書き込んだ紙を片手に席を外し、しばらくして戻ってきた。
「転生先の世界との接続が完了致しました。あとは細かい設定と確認が済んだら、いよいよ転生となります。」
『結構早く転生できるんだね。』
「あなたがチート能力を欲しがらなかったからその分早く用意できたんですよ。能力の用意が一番時間かかりますし。それで、ヒプノシスマイクの世界へ行くに当たってラップアビリティを決めないといけないのですがどんなスキルにしますか？」
『そ〜だな〜どんな下手くそなラップでも喰らえば絶対怯む…みたいなのってできます？無理ならなくっていいっすよ。』
「大丈夫です、できます。では次にあっちで過ごすあなたの体の確認に行きます、ついて来てください。」

シンに連れられて入った部屋の中はほぼ何も無い部屋で真ん中にカーテンで囲まれた何かがある。おそらくあの中に、俺の新しい体があるのだろう。
「お披露目する前に一つ謝罪しなければいけないことがあります。新たな体を作る素材不足で前の体を再利用した結果、大きな傷跡がついています。その代わり身体能力を上げて、顔は力を入れて作りました。カーテンを開けてみてください。」
その体は前より身長が高く、あちこちに痛々しい傷跡がついていたが、俺の目線はその顔に釘付けだった。黒に近い深緑の髪はサラサラしていて肌は雪のように白い、つり目気味な瞳は明るい瑠璃色でキラキラと輝いてまつ毛も長く鼻や唇の形も整っていて俺も見惚れるぐらいの絶世のイケメンの顔がそこにはあった。
『………めっちゃイケメンやんけ………これが俺の体になるの？こんな贅沢していいの？』
「ええ勿論、あなたは我々にとっては稀に見るとても優しい転生者でしたし、これくらいどうってことないですよ。」
『……神様ありがとおおおおおおおお！！』
全速力でシンに飛びついてハグをしたら、シンは細身であるにも関わらずよろめくことなく受け止めて力強く抱きしめ返してくれた。ほんとこの人とはいい友達になれそうだ。

新しい体の中に入って動きに問題がないか確認しているとドアがノックされ、返事をするとたくさんの美人のおねーさんが入ってきた。
『シン、この人たちは？』
「あっちの世界に馴染むためのコーティングをする作業をする職員たちです。この作業の後に転生部屋へ参りましょう。」
神の世界も美女イケメン揃いだな、最高かよ

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