▼バースデーの魔法 BLUE ページ21
「……どうしてボクがこんなことしなくちゃならないノ」
『折角厨房借りたんだから文句言わないで作るよ』
「HaHa〜、ししょ〜、手が止まってるな〜?」
夏目くん、春川くん、私の3人で作っているのは、少し大きめのバースデーケーキ。今日は青葉先輩の誕生日である。
渋る夏目くんを春川くんと私で引っ張って来たはいいものの、ずっとこの調子で文句が絶えない。
「そもそもなんでセンパイなんかのためニ……」
『それもう5回は聞いたかな』
「でもししょ〜、楽しい色な〜♪宙もいっしょです!」
春川くんの言葉を聞いて、夏目くんの顔が羞恥で赤くなる。それを見て私は、なんだか微笑ましくて笑ってしまった。
「あ、こんな所にいた!探しましたよ3人とも〜!」
と、厨房の入り口からいきなり青葉先輩が入って来た。秘密の部屋でサプライズ誕生日会をしようと思っていたのだが、その計画が全ておじゃんになってしまった。
「いい匂いがすると思ったら……ケーキですか?美味しそうですね〜」
青葉先輩は自分のだと思っていないのか、にこにことケーキを眺めている。私たちは顔を見合わせて、
「どうすル?」
「どうします?」
『どうしよっか?』
そして3人揃ってエプロンのポケットからクラッカーを取り出し、青葉先輩向けて発射した。
「『ハッピーバースデー!』」
「わっ、俺のだったんですか!?」
「せんぱい、食べさせてあげるな〜☆」
そう言って春川くんは青葉先輩の口にケーキを突っ込んだ。結構な勢いだけど大丈夫だろうか。
青葉先輩は「おいひぃえふ〜」と言って今日一の笑顔で笑った。夏目くんもなんだかんだ楽しんでいるようだ。
この仲良し3人の中に私も混ざれることが、とても嬉しかった。
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なんとか間に合ったぜ!!!!!!!!!!ギリ!!
つむちゃん先輩お誕生日おめでとう!!!!!!!!
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ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 推゙じが尊゙い゙っ゙っ゙!!!!!ぐうかわっ!更新頑張ってください (2022年2月11日 20時) (レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
みーぼー(プロフ) - ご丁寧にありがとうございます!!🙇🏻♀️私の理解力がなくて申し訳ないです💦素敵なお話ですね✨夏目くん推しなのでとーーってもキュンキュンさせてもらってます🥰ほんとにありがとうございました!! (2021年10月13日 18時) (レス) id: 038716753e (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - みーぼーさん» はじめまして、コメントありがとうございます!実は主人公ちゃんが何気なく言った「あったかい」には、「あなたがそばにいてくれて私は幸せです」という意味があります。なので夏目くんは「ボクも幸せ」と言ったんですね!こちらも文章力がなくて誠にすみませんでした! (2021年10月13日 17時) (レス) @page19 id: a0b00e9326 (このIDを非表示/違反報告)
みーぼー(プロフ) - 初めまして!!急にすみませんっ💦 ぽかぽかの魔法のところ、私の語彙力がなくて理解できませんでした😭 主人公ちゃんは何を言ったのでしょうか?! とてもとても気になっております🙏🙏 (2021年10月13日 11時) (レス) @page19 id: 038716753e (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - 冬枯さん» コメントありがとうございます!まじ逆先ってやつは俺たちを狂わせるのが好きだなぁ!?(())確定演出ですり抜けは最高につらですね……こちらは先程10連を引いたらお迎えしました!(自慢乙)これからも夏目くんとこの作品を好きでいてください!ありがとうございます! (2020年10月3日 21時) (レス) id: 8b70bc5459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜乃茜 | 作成日時:2020年6月10日 21時