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第6話 ページ44

草冠の頭部がはじけ
全身が崩れる。


消えていく。

王印がもたらした、
すべてのものが消えていく。

霊圧のドームも、(ホロウ)も、大虚(メノスグランデ)も……

何もかもが。

せり上がった大地も、
緩やかに沈んでいく。


一護と深翠、卍解を解いた日番谷が
じっと見つめる先には、
崩れ落ちた草冠の残骸があった。

……正確には、
残骸の中にうずくまっている人影を
見つめていた。

王印を失い、人の姿に戻った、
草冠宗次郎を。


「……行けよ、冬獅郎」


日番谷はゆっくりと何も言わず歩き出す。
うずくまっていた草冠は
顔を上げて刀を杖代わりに立ち上がる。


「……終わりにしよう。」


「……そうだな……」


2人は斬魄刀を構え、
駆け出した。


「はぁっ!!」
「たぁっ!!」


カタカタッ


『___……氷輪丸……!!』


深翠にしか聞こえない、
女性の泣き声が虚しく響く。


「……」


「……天才だよ、お前は……
俺を、二度も殺そうってんだからな……」


草冠の手から、氷輪丸が落ちる。


「だが、俺は死なない……!
俺は尸魂界(ソウル・ソサエティ)に……俺の存在を………」


そう言う草冠の体は
霊子に分解されていく。
霊子は空へと上って行く。


「俺は……ただお前……みたい…に……」


草冠は言葉が終わる前消えた。
その霊子を皆が見ていた……


「……」


カタカタッと
悲しげに揺れる自身の斬魄刀に
深翠は深く溜め息を吐き踵を返す。


「おい、深翠。」


「事件は解決した、もう行く。」


「……礼を言う、黒崎、深翠。」


「……」


日番谷の言葉に何も返さず
深翠はその場を去った。

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スート - ここ松さん» 面白いっと言ってくれてありがとうございます!嬉しい限りです!またリクエストあったらよろしくお願いします!(答えられるかどうか不明ですが;;←) (2017年9月24日 22時) (レス) id: 585dbff7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - 大丈夫です!面白いですよ! (2017年9月24日 21時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
スート - ここ松さん» コメントありがとうございます!!すみませんが…斉木を見たことがないので物語は出来辛いです……(;∀;)不出来な作者でマジすみません…!!m(;_ _;)m (2017年9月24日 15時) (レス) id: 585dbff7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - リクエストよろしいですか?もしもポケダンの主人公が斉木君だったらというのは出来ますか? (2017年9月24日 14時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月22日 15時

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