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ー2ー ページ29

そして、数日後……


「いまだに信じられないわ。
人間と魔物が共存する世界ができたなんて。
よく魔王を説得できたものね。」


「そのことだが……
魔王の心はじつはすこし壊れていたのだ。
だからオレの話を聞く気になったのだろう。」


「……そうだったの。
マザーの暴走は多くの被害者を生み出した。
ずっといたたまれない気持ちでいたけど……

魔王の気持ちを変えるなんて……
いいこともあったのね。」


「そうだな。
フフッ……まさかヤツが夢見た世界が
こんな形で実現するとは。」


JOKERの言う“ヤツ”というのが
誰だかわかったメルドは“クスッ”と笑った。


「ホント、
魔王を復活させた時はあせったけど
ハッピーエンドになってよかった。
これで……もう心残りはない。」


アロマは元の星を再生するべく、
緊急ポッドに乗り、帰る。


「そうか、故郷の星を救うのね。」


「えぇ。
先に出発した仲間たちが待ってるわ。
ポッドの修理も終わったし行かなくちゃ。」


アロマはジョーカーと
自分のリアクターを交換し
故郷へと帰った……


「今度こそ行ってしまったのね……」


「……オレとメルドもここでお別れだ。」


「え!?メルドも…!?」


「えぇ……

“神獣と深く関わりの持つ者の傍で生き
その者の目的を果たすまで支えよ”

…これが私の役目。
あなたの目的である“平和”は訪れたわ。
だから私の役目はこれでおしまい。


今まで本当にありがとう、ジョーカー。」


メルドはジョーカーの頬に手をあて
そっと撫でる。


「離れるのは嫌だけど…
私の次の役目は世界を見守ること
だから神獣の里へ帰るわ。」


「オレと一緒にな。
代わりと言ってはなんだが……

JOKERをこれまで通り、
そばに置いてやってくれ。」


「!兄者……」


「じゃあオレらは行く。
またいつか神獣の里で会おう!」


「……ジョーカーもおいで。
そこで私も待ってるから、
リナーテ、ジョーカーのことをお願い。」


「……もう、会えなくなるのね、」


「フフッ、大丈夫よ。
ジョーカーさえ来てくれれば、
伝言なりするから。

それでお話しましょ?
だからジョーカーのこと、お願い。」


「えぇ、さよなら、メルド。」


「さよなら、
ジョーカー、またね。」


メルドはジョーカーの頷きを見て笑い
JESTERの背中に乗って、
神獣の里へと帰った…

DQH2→←DQMJ3ー1ー



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スート - ここ松さん» 面白いっと言ってくれてありがとうございます!嬉しい限りです!またリクエストあったらよろしくお願いします!(答えられるかどうか不明ですが;;←) (2017年9月24日 22時) (レス) id: 585dbff7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - 大丈夫です!面白いですよ! (2017年9月24日 21時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
スート - ここ松さん» コメントありがとうございます!!すみませんが…斉木を見たことがないので物語は出来辛いです……(;∀;)不出来な作者でマジすみません…!!m(;_ _;)m (2017年9月24日 15時) (レス) id: 585dbff7e7 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - リクエストよろしいですか?もしもポケダンの主人公が斉木君だったらというのは出来ますか? (2017年9月24日 14時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年9月22日 15時

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