結婚式に推しさんがいた。【青】

26話 ページ27

『…こんなもんか』



果物やお米などをカゴに入れ、レジの方へと向かう



店「お会計3500円です」


『3500円…はい』




お金ならバイトで稼いでいてそれなりにある


普段から特に無駄使いはしないので銀行に行けば多分、結構溜まっていると思う


まあ、グッズを買うために貯金してるってのもあるけど。



店「3500円丁度お預かりします」




店員さんから袋を受け取り私は店を出た


ここからマンションまで約１５分…



『……急ぐか』




早歩きで道を進んでいく



るぅとさん、大丈夫かな。


…てか、瑞希さんって風邪ひくと幼くなるタイプなんだな


めちゃめちゃ可愛いやん


他のメンバーさんも風邪に弱かったりして。


……ふへへ←




…しばらく歩いていたらマンションの近くの角で誰かとぶつかってしまった


もうここまで来たんだ


妄想の力ってすごいな


なんてクッソどうでもいいことを考えながら相手に『すいません、』と、軽〜く謝る




私はおでこを抑えていたため相手の顔は見えなかった



「…………」



相手の返事がなかった為、とりあえずもう一度謝ろうと顔をあげ、目を合わせた





……のが、間違いだった




？「…………A？」


『……は…？』




目の前には“元カレ”の明城(みょうじょう )裕斗(ひろと)がいた

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