アルストロメリア〜ヤギを追う元調査兵団〜

＊３ ページ24

緒方警視と逃げ続けるが、いつまでもガブリエラが追いかけてくる。

圭「緒方さん、剣持さん！よけて！」

圭くんの声が聞こえたのでスライディングでしゃがむ。

圭「天職見参！！」

洋「でたー！あの特技！！」

手裏剣を素早く正確に投げる圭くん。見事ガブリエラの動きを封じた。


因幡探偵が秘伝書を探したいというので、秘伝の間にやってきた。

圭「こんだけ罠があって偽物だったら泣きますよ」

緒「その時は俺の胸で泣いていいよ」

洋「忍術の巻物と遥の入れた機密文書がこの中に・・・」

『因幡探偵、マフィアと取り引きなんてやめましょう』

緒「剣持っちゃんの言うとおりだ、中身は警察が証拠として押収する」

洋「俺は・・・もう」

緒「警察犬だよ、洋は何時だって法の番犬さ」

優「うわっ、きったない字」

緒・洋「「自重しろダークホォォス！！」」

優太くんが開いてしまい、全員が中身に気がいってしまい、緒方警視が音読することに。

〇月×日(晴)

自分の中にこんなに醜い感情があったなんて

首領の笑い声が遠い・・・

大好きな首領が幸せそうに笑う隣には遥殿

ちくり ちくり 胸が痛い

熱いスナイパーの眼差しに気づいて

『(えっと、これって・・・)』

ロ「ダメー！読んではいけません！」

ロ「よくも乙女男子の絶対領域を土足で踏みにじりましたね・・・！」

ガ「ロレンツォ待て、それはっ！」

ぼふぅ

緒「なんだこの煙、吸うなステラ！」

口を押さえ煙を吸わないようにするが、どんどん意識は遠くなる。

ロ「息を止めても無駄ですよ！皮膚からも浸透する睡眠薬です」

洋「なんだと！？なら・・・」

お前達もダメじゃん

全くです

ｰｰ遥sideｰｰ

遥「あっはは、馬鹿だな〜」

あ、いたいた・・・

遥「同胞ステラ、君は僕達野良が立派な警察犬に育ててあげるよ。そして・・・」

ステラを夏希に託し、僕はA姉さんに近づく。

遥「A姉さんは僕達野良の世話役になってもらおうかな」

そうすれば、一緒にいれるでしょ？

ブスッ

聡「グハッ」

遥「聡明さん！？」

一体どこからと思い、天井をみると

優「・・・」

にーにの助手が天井にひっついていた。
流石にビックリだよ、いくら落とそうとしても俊敏で落ちないし・・・。

優「この術なら使えるかな〜」

忍法、口寄せの術

陣の中から出てきたのは荻野警部

遥「ヤバいの出てきた！退散するよ！」

今日は残念だけど、次こそはこっちに来て貰うよ、A姉さん。

＊オマケ→←＊２

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