I LOVE “QUARTET”【うたプリ】

3.懐かしい？ ページ4

〜藍side〜


彼女が部屋を出る前に言った言葉。



『辛かったよね…。でも、もう一人じゃないよ？』



あれを聞いた瞬間、ロボットだけど血の気が引いた気がした。


だって、あの言い方だとボクの事を知ってるみたいで…。


ボクがロボットなのは他の人に知られてはいけない。


ボクの事を知っているのは、ボクを造った博士とシャイニーとレイジだけだ。


博士は造ってくれたから当然、シャイニーは博士に頼んだから普通だよね。


レイジは……愛音が関係してるらしい。


だからレイジとは何度か会ったことがある。


詳しいことは聞かされてないから分からないけど…。


彼女が話始めた時、なんだか懐かしい感じがした。


ロボットのボクが懐かしいと感じるって、最近会ったのかな？


懐かしいなんてやっぱりおかしいよね。


博士なら何か知ってるかな…？



嶺「アイアイ！」


藍「何？」


嶺「(ｺｿｯ なんか彼女、僕らのこと知ってそうじゃ無かった？」


藍「！ やっぱり嶺二も思った？」


嶺「アイアイも！？だよね〜…。誰にも話したこと無いのに…。」


藍「シャイニーが話した確率、0%…。シャイニーは個人情報は守るからね。」



だとしたらどうして…？



蘭「おい。もう部屋に行っていいか？寝たいんだよ。」



黒崎蘭丸

9月29日生まれ

22歳

黒崎財閥の息子

倒産してから多額の借金を抱えるが、その後バンド活動で活躍…。


でも、今はアイドル…？バンド活動は…？


まぁ、ボクが知ってもどうにもならないからいいけど。



嶺「待ってよ〜。僕ちんたちも行く〜。行こっアイアイ！」


藍「うん。」



正直、このグループでデビュー出来るのか、出来たとしても“グループ”になれるのか少し不安？疑問？に思ったボクだった。

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四ノ宮 那月

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