40話 ページ42
小芭内が不機嫌な理由
時「Aに会えないからだよ」
無一郎くんは私が原因だと言った
たしかに小芭内には会わないとは言ったけど…
甘露寺さんがいるじゃん
理解ができない
A「え…？」
時「伊黒さんに会わないって言ったんでしょ？何か理由があったのかもしれないけどさ、会ってきたら？お互いスッキリしないでしょ？」
無一郎くんが小芭内のことについて、ここまで言うのは珍しい
ここは大人しく無一郎くんに従うことにした
A「明日会ってくる」
鴉に文を送ってもらい、明日会う約束をした
--
次の日。
気が進まないけれど小芭内に会うため、屋敷へ向かう
A「小芭内…？」
すごく久しぶりに入った小芭内の屋敷は
変わってはいなかった
部屋の扉を開けると不機嫌な小芭内がこちらも睨んでいた
A「小芭内…、ごめんね。もう会わないだなんて言って」
伊「ふん、別に関係ないからな。」
かなり機嫌を損ねてしまっているようだ
こうなってしまうと、扱いが面倒くさいんだよなぁ
A「小芭内、聞いて欲しいの。あの時ね、もう会わないって言ったのには理由があったんだよ。」
本当は言うつもりなかったんだけど
頑固な小芭内のせいで言わなきゃいけなくなった
A「実はあの時、甘露寺さんに嫉妬してた。小芭内の隣はずっとわたしだったのにって。だから、甘露寺さんよりも強くなってかっこよくなったら小芭内の隣にいれるのかなって思っちゃったの」
よく考えたら強くなる方法なんて
たくさんあったのにね
A「でも、もう大丈夫。わたしの隣には無一郎くんがいるし、階級も上がったんだよ？すごいでしょ？」
伊「時透か…。彼奴は本当にAのことを大切にしてるのか？なんとなくで一緒にいるんじゃないだろうな。」
どうしてそんなこと言うの？
小芭内は優しい人なのに
小芭内は変わってしまったのかな
A「無一郎くんのこと、悪く言わないで。わたし、大切にされてるよ。心配しなくても大丈夫だから」
伊「…悪い。恋人を悪く言われたら嫌に決まってるな…」
二人の間には沈黙が続いた
伊「また…、前みたいに接してもいいんだな？」
A「…うん。ずっと一緒にいたのに急に離れるのはやっぱり寂しいし…。幼馴染だもん。」
小芭内が優しく笑うのを
すごく久しぶりに見た気がした
懐かしい匂いがした
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Rio(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださって嬉しいです！遅くなってしまうかもですが…更新頑張りますね(^^) (2020年10月27日 23時) (
レス) id: 98ff6d0a90 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年10月27日 22時) (レス) id: 96f0590609 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 零葉さん» コメントありがとうございます！嬉しいです(^^)期待に添えるように頑張りますね！ (2020年6月9日 12時) (レス) id: 98ff6d0a90 (このIDを非表示/違反報告)
零葉 - やべぇめっちゃドギマギハラハラするぅ(((更新頑張ってください！ (2020年6月9日 0時) (レス) id: 6279a5e4e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2020年3月24日 23時
