仮面ライダーW9

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翔太郎Side




W『ハァー！ ハァ！』


ナスカ『ハァ！』




カンッ！




ナスカ『フン！』


W『クッ！』




何でいきなり俺たちがこいつと戦っているのか…


話はほんの30分前にさかのぼる…




それはまさに… 運命のいたずらだった…




〜〜〜30分前〜〜〜




俺は行きつけの理髪店バーバー「風」へ

顔そりをしてもらいに来た…




マスター『久しぶりだね〜 翔ちゃん』



翔太郎『昔っから、風向きの悪い日は、

な〜んかさっぱりしたくなって、

自然とここに足が向くんだよね〜』



マスター『ありがとう、ところで翔ちゃん、1つ相談がっ』



？『私もおんなじだよ、風向きの悪い日は、

決まってこの店だ、ねぇ、マスター』



マスター『えぇ… そうそう』



翔太郎『おっ！ バーバー「風」のファンとは…

なかなかの風都ツウだね〜』



？『ツウも何も、君、「ふうとくん」は知ってるよね？』



翔太郎『はっは〜もちろん！

この町のイメージキャラクターだ』



？『実はあれ、私がデザインしたんだよ！』




はっ？！




？『小学3年の時、コンクールで優勝してね！』


翔太郎『マジで？！ スッゲー！ 尊敬するよ！』


？『そうだろう〜！』




俺は思わず起き上がってしまったが、

すぐに後ろにいたスタッフに寝かされタオルを直された




？『今度、特製のキーホルダーをプレゼントしよう！

アイ ラブ ふうとくん、限定生産50個の超激レア物だ』



翔太郎『ぜひ… ぜひ！ いや〜 やっぱ風都はいいよな〜』


2人『ハハハ！…』




ピピッ！ ピピッ！…




その時ちょうどタオル蒸しのタイマーが鳴り

顔のタオルを取られ、隣の客と顔を合わせると…




っ！ 園咲家に居た！




男『貴様は！』


翔太郎『お前っ！』


男『表へ出たまえ！』






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