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ときめSide
もな子ちゃんが飛び出して行って
勢いで追いかけたけどっ…
もな子「グスッ… うぅ…」
ときめ「…大丈夫?」
もな子「うぅ…」
それ以上…
どう声をかければいいのか分からず…
すぐに所長さんが来て…
亜希子「もな子ちゃん、これ以上無理する事ないよ、
元々アイドル活動やりたくなかったんでしょ?」
もな子「グスッ…」
もな子ちゃんの手を握って声をかけた…
?「それはどうかな…?」
「「「っ?!」」」
ときめ「しょ、翔太郎?!」
振り向くとっ…
七海ちゃんに支えられた翔太郎がっ…
ときめ「絶対安静だったんじゃ…」
七海「無理しないように言ったんですけど…」
翔太郎「寝てられっかよ…」
七海ちゃんに支えられた翔太郎は長椅子に座り…
翔太郎「俺は… 勘だけはいいんだ… 分かってたぜ…
もな子ちゃんはまた絶対にステージに上がるって…」
森口「なっ、なんでっ?」
翔太郎「俺… 猫探しが得意みたいでさ…」
森口「…はい?」
翔太郎「ハードボイルドな探偵を目指してるのに…
猫の仕事ばっか次々来るんだよ… でもな?
見つけ出してやった時の飼い主の笑顔を見えたら…
苦労なんか全部吹っ飛んじまう…
良かったなぁ〜って思うんだ… 探偵やっててさ…」
ときめ「っ…」
翔太郎「前のステージで、
直前までふてくされてた君が、
観客の顔を見た瞬間にやる気になるのを見た…
本当がゲームの製作に専念したいんだろう…
でも… たとえ自分が望んでない力でも…
それで誰かが喜んでくれるなら… ないよりある方がいい…
君もそう思い始めてるんじゃないかなって思った…」
森口「探偵… さん…」
翔太郎「だから… 思った通りやってみなよ…
俺が… いや、俺たちが… 絶対に守るから…」
ときめ「翔太郎…」
翔太郎「…よっ」
ピュー!
森口「キャー!」
翔太郎「あぁ…」
森口「血ぃ吹いたー!」
七海「翔ちゃん!」
亜希子「翔太郎君!」
ガヤガヤ!…
翔太郎「なんか… 急に寒くなって来た…」
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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時