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数人vsA一人。
ただでさえ、生徒を守りながら相手をするのは本当に辛い。
こんな時に"仲間"がいれば、暴れまわれるというのに…。


いや、そんなことしてしまったら"過去"が知られてしまう可能性が高い。
















「こんな時に考え事か!!?呑気だな…!!!」

『!!!しまっ…!!!?』




















ガッ!!!















「「「!!!先生!!!」」」

















真正面から鉄パイプで頭を殴られ、身体が横に吹っ飛び机に打つかった。

起き上がる際、額に感じる生温かい物が伝った。
触れるとそれは血だった。




















「きゃあ!!!」

『!!?』















生徒の悲鳴に振り返れば今にも生徒に襲い掛かる男。
血が流れてふらつきながらも男を殴った。
















『大丈夫か。』

「先生のお陰で…で、でも…先生も大丈夫!!?鉄パイプで頭殴られたけど…」

『まあ、"慣れてる"から大丈夫だ。』




















警察なんて、待ってられない。
昔からあまりサツを信じてはいない。








前髪をかき上げ、視界を広くする。
首をコキコキと回す。

Aの戦い出す合図だった。

















「!!!?…ま、まさかコイツ…!」

「どうした。」

「そ、総長…!コイツ、東卍の総長補佐の…鳳だ!!!」

「鳳だと…!!?」




















一人が声を上げる。
そのせいで、Aが元暴走族であると言うことがバレてしまった。















(これは、教職でいられるのも…長くはないか。)
















東卍もとい東京卍會の事は10年前に東京中の暴走族を制圧したという情報が知れ渡った程。
俺より年上の教師は記憶に残っているだろう。
生徒でも、親から聞いた人も中にはいるだろうな。


















「先生…。」

『…。すまない、詳しい事は後日絶対に話す。だから…

















…今は俺に君達を守らせてくれ。』
















駄目だ。

生徒の顔が見れない。


















「〜〜ッ!こんな奴等なんか、A先生が相手をすればちょちょいのちょいよ!!!」

「そ、園子…。」

「そうよ!あんた達なんか先生に比べたら弱いに決まってる!!!」
















鈴木さんをはじめとする生徒達が次々と声を上げる。
怖い奴ら何かに臆することもなく。


Aは驚いた。
生徒達がこんなにも逞しいことに。



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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時

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