第77話 ページ28
【御幸side】
昼休み、俺と高島は担任から呼び出された。
なんでも修学旅行の感想文を文集にするんだとか。
まあ、要するに面倒臭がりな担任の雑用が委員会の仕事で回ってきたってこと。
担任「誤字脱字がある奴には付箋してるから、訂正するように言っといてくれ。」
「はーい。」
御幸「俺、絵心ねえから表紙と裏表紙描くのは高島に任せていいか？」
「いいよ。
御幸は目次作ったりとかページ数とか打っていって。」
御幸「了解。」
担任「それじゃ、よろしく頼むぞ、HR委員。
あ、あとこのノートの山も返却しといてくれ。」
……やっぱうちの担任って他のクラスより人使い荒い気がする。
高島に重たいもんを持たせるわけにもいかねえし、ノートは全部俺が持って行くことにした。
.
「御幸、やっぱり私も半分持つよ？」
御幸「こういうのは男に任せときゃいいんだよ。」
「でも……。」
高島は俺だけがノートの山を運んでることが腑に落ちない様子。
御幸「ん〜。
…………じゃあさ。今度お礼して。」
「お礼？」
御幸「前に言ってた甘いもん食べに行ってもいいし……お前と二人でどっか行きたい。」
「いいけど……それって御幸が損してない？
甘いの苦手でしょ？」
御幸「そうだけど、お前がうまそうに食べてる顔、好きなんだよ。」
「……わかった。じゃあどっか行こ。」
なんて下手な誘い方なんだって自分でも思う。
でも『デートしたい』とか、なんか恥ずくて言えなかった。
しかも初めてのデート。
嬉しくて、照れくさくて、たまらない。
「今度のお休みの日でいい？」
御幸「いいです。」
「……なんで敬語なの？」
休みの日ってことは、私服の高島が見れるのか。
スカートか、ズボンか。
いつも制服でスカートは見てるからズボンもいいけど、やっぱ女の子はスカートが可愛いよな。
「……ねえ、御幸。」
御幸「ん？」
一人で想像を膨らませていると、突然高島が歩く足を止める。
「御幸ってさ…………溜まってる？」
御幸「…………は？」
「私のことで、溜まってない？」
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みかん(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！ドキドキしていただけて嬉しいです(*^ω^*)これからもよろしくお願いします！ (2018年8月11日 16時) (
レス) id: 8efec5e759 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！更新遅くなってしまってすみません！また続きを読んでいただけたら嬉しいです( ´ ▽ ` ) (2018年8月11日 16時) (レス) id: 8efec5e759 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 暁さん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです(^ ^) (2018年8月11日 16時) (レス) id: 8efec5e759 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 読んでとてもドキドキしたり胸がキュンってなります。続きが気になって仕方ないです！ (2018年2月2日 11時) (レス) id: 590107ddb0 (このIDを非表示/違反報告)
マイマイ - あの・・・・更新されていないようですが・・・・私楽しみにしてるんです！お願いします、更新まってます。 (2016年5月5日 10時) (レス) id: 8274bfa5b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2016年1月11日 11時
