二人の距離 part2【御幸一也】

第74話 ページ25

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御幸に妬かれてけっこう、かなり嬉しくて、つい御幸ばかりを目で追ってしまう。




降谷「A先輩、御幸先輩のこと見過ぎです。」


「そ、そう？////」


宮内「まあ無理もないな。」




宮内先輩がニヤニヤしながら私を見るので、さっきから熱い顔がさらに熱くなる。




滝川「昨日御幸から付き合い始めたと聞いた。
おめでとう、高島。よかったな。」


「あ、ありがとうございます！！」




クリス先輩から祝福されてる……嬉しいけどなんか照れる！！




滝川「御幸なら安心してお前を任せられるな。」


「クリス先輩……。」


滝川「なんだろうな。
妹を嫁に出す兄のような気分だ。」


降谷「よ、嫁……！？」


宮内「あくまでたとえ話だからな降谷。」




クリス先輩の妹なんて！！

勿体無いお言葉をいただきました！！




亮介「なーんか面白そうな話してるね。」


「わ、青道のお兄ちゃんポジション！！」


亮介「俺は春市の兄でしかないから。」


「いたっ！！」




突如現れた亮さんにボケをかますと頭にチョップをくらう。




亮介「御幸も大変だろうね。
こんなアホが相手だと。」


「アホ！？」


亮介「まあ、俺は去年……てゆーかお前達が入部した時から御幸の好意には気付いてたけどね。」


「え！？」




淕だけじゃなくて亮さんにまで知ってたなんて……。

今まで気付かなくてごめん御幸。




亮介「まあ鋭い高島なんてそれはそれでムカつくけど。」


「ムカつくってなんですか！！」


亮介「それに高島はずっとクリスに懐いてたからね。
二人の一方通行な感じが見てて面白かったよ。」


「ゔ……。」


宮内「あんまりいじめてやるなよ亮介……。」

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