【伊月俊】ツボの浅い女の子。

第25話 ページ29

土曜日
私達は遊園地へ。



貴「…王道だね」

圭「Aが『遊びたい』言うたからやん。『デートしたい』言うたんならもうちょいかんがえるで？」

貴「え///」

圭「ほら、言うてみ？『圭とデートしたい』て」



なぜそうなる。



貴「圭とデートしたい(棒読み)」



なめんな。こちとらメンタルは強いぞ((ドヤ



圭「えー、もうちょっと可愛く言えへん？」

貴「…可愛くなくて悪かったですね」



ぶすっとする私の頭を撫でると、圭はクスッと笑った。



圭「可愛ぇよ///」

貴「んふふー♫」









5時の鐘が鳴り、もうそろそろ帰るか、ということになった。



貴「夏なのになんか暗いね」

圭「んー、せやな。雨でも降るんとちゃう？」



圭の言った通り、雲が厚い。
予報では晴れだったのに。



貴「傘持ってる？」



私が聞くと圭は首を横に振った。



圭「早く帰らんとな」

貴「うん」



もうちょっと遊園地の余韻に浸っていたかったけど、雲行きが怪しすぎる。

下手したら家につく前に降りはじめちゃうかも。



そんなことを考えているうちに辺りはどんどん暗くなる。

私達はダッシュで駅に向かった。
駅に着いたはいいものの…



圭「…間に合わへんかったな」



駅にはいった瞬間、そいつは降り出してきた。









嫌な予感がした。

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ラッキー食べ物

うな重

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