あと少し ページ23
次の日
いつものように部活に行く
私は高いところが好きなので
準備するときや片付けのときはギャラリーのカーテンを
閉めたり、窓を開けたり
ギャラリーには、
主に階段でいくけれど
バレー部のコートにはしごがあるので
基本的にはそれを使う
今日もカツンカツンとはしごを登って
ギャラリーにいく
カーテンは男バスのところまで閉めないと
いけない
シャッ
カーテンを閉めていく
男バスのところに来たとき
ちょうど大輝くんがダンクして、
リングにぶらさがった
貴「すごいなぁ」
そう呟くと
大輝くんは私に気付いたらしく、
上を見上げて
青「よっ」
…と笑いかけてくれた
つられて微笑む
楽しそう……
気付くとバスケ部皆、
こちらをガン見…………
ひぃぃいぃぃいぃ
ビビっていると
皆さん笑顔で手を振ってくれました(*^^*)
キャー!!!!
耳元で悲鳴
「私に手振ったよね!?」
「いやいや私によ!」
キャーキャーキャーキャー
だから女の子って苦手
そんなに高い声で騒がなくても……
呆れていると、
青「(お前に振ってんだよ)」
口パクで言われた
そうか………
なら
少し小さめに手を振り返す
すると
ニコッと笑って皆さん練習に戻った
あと、数歩…………………
手の届く距離まで、
悲劇は迫っていた
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りんごあめ - 主人公ちゃん優しすぎて泣けてきます! (2014年4月26日 12時) (レス) id: 143846d16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲夜舞 | 作成日時:2014年4月22日 21時